「悩み方がわかりません」

≪本日の僧侶プロフィール≫

 

 

・ストレート僧侶

小細工なしに、真正面から想いを伝える熱い心を持つ。他人に厳しく接するが、それも相手を思うがゆえ。

 

・うどん系僧侶

出身地の影響もあってか、うどん中心の食生活を長年過ごしつつ、仏教研究にいそしむ。幼少期より中国渡来のものに強い関心を示す。

 

・グローバル婚活僧侶

グローバルな視点から現代の諸問題に取り組むと共に、自身の婚活にも余念がない。

 

 

 

≪本日の人生僧談≫

 

「悩み方がわかりません」

 

お名前 : 悩めない年頃?

 

 

仕事でよく叱られます。そんな私を慰めてくれる同僚たちは、人間悩んで大きくなるんだから的なことをいいますし、実際悩んでます。でも上司は「悩み方わかってんのか?」といってきます。正直いって、どんなふうに悩んだらいいのか悩んでます。大きくなりたいので、悩み方を教えてください。

 

 

う:相談者はすでにもう悩んでるよね。

 

グ:まさに悩みのまっただ中にいるって感じ。でも悩み方っていうのは人それぞれだし、上司の考えている悩み方だけが正解ではない。

 

ス:僕にとっては問題の原因や理由を考えて解決方法をさぐったり、前向きに解決策を見つけていくのが悩むってこと。単に落ち込んでメソメソすることではないと思うけど。

 

う:仏教の教えからいえば、悩みが無いというのは本来ない話。我々の苦しみや悩みというのは、理想と現実のギャップから生まれるわけだから。だから苦しみや悩みというのは誰にでも付きまとう。

 

グ:上司のいわれている意図を直接確かめてみるのもいいかも。コミュニケーション不足からくる問題って結構あるから。

 

う:これって上司側にも問題があるんじゃないかな。上司は部下と向き合う必要があるし、部下の能力や特性を把握してたら、頭ごなしに叱る方法より、もっといいアプローチを試すはず。

 

グ:あと部下が上司を尊敬しているっていうのもポイント。良好な関係性が成立している時は指導にも効果があるけど、関係性が悪化してくると仕事の共有が出来なくなるし、指導にも効果がなくなってくる。

 

ス:本人の「志」も大切。これから自分をどうしていきたいのか?自分をどう高めていきたいのか?といった想いと向き合うことも必要。その想いを聞くことによって、周りの人はその人の大切にしているものを知ることが出来るから。「大きくなりたい」って思ってるんだったら、「どう大きくなりたいのか」もっと具体的に考えていかないと。

 

う:居場所をつくってあげるのも上司の役割。その人にあった仕事を与えたり、機能する場所を提供する。適材適所の配置を考えていくのも上司の重要な担いだと思う。

 

ス:ただ「悩み方が分からない」っていうのはどこか無責任な言い方にも聞こえる。組織の中で動いたり、仕事で結果を出していくためにも、本人が自覚をもって考えてほしい。

 

グ:これからはこういった「悩み方が分からない」という悩みが多くなってくる気がする。世代間の感覚の相違があるかもしれないし、本人の意識の問題もあるかもしれないけど、お互いのミスコミュニケーションには十分配慮する必要がある。

 

 

 

 

《中締め》

悩み方は人それぞれ。ただしコミュニケーションによって、相手の心との距離を縮めたり、すり合わせが出来たりもする。上司と直接話し合うのも良いし、自分の大切にしている思いを伝えることも効果的かもしれない。もし自分の思いがまだ漠然としてるのだったら、今後の目標や自分の在り方について、改めて向き合う良い機会にしてほしい。