伝統芸能同好会〜落語でブッダin繁昌亭〜

 

伝統芸能同好会、平田かつきです。

「落語でブッダ in繁昌亭」に行ってきました!
つい先日までテレビで放送されていた「落語でブッダ」のライブver.です!
 
演目は桂二葉さん「子ほめ」、笑福亭たまさん「近日息子」、笑福亭たまさん「松山鏡」、桂塩鯛さん「風の神送り」、笑福亭たまさん「チェゲバラ」でした。
 
どのお話もおもしろかったのですが、一番気になったお話、そして一番わかりにくかったお話が桂塩鯛さんの「風の神送り」でした。
 
このお話は町内で悪い風邪が流行ったので紙で風邪の神の人形を作り、鐘や太鼓で囃し立てながら川に流すという「風の神送り」というおまじないをしよう!というお話です。
日本のお話当時の風習などがたくさんちりばめられているのですが、現代を生きる私にはちんぷんかんぷんだったのです。
 
おまじないをするために、町内の若者が集まって署名して寄付を募ったり……現代では考えられない!
悪い風邪が流行ったからおまじないをしようって可愛らしくて、こういう優しさ、ほっこりします。
でも昔はおまじないをすれば治るんだと信じられていたのだろうなあ。今でも雑誌などに恋のおまじないとか、授業で先生にあてられないおまじないとかは紹介されているけど、昔はいろいろなおまじないがあったのかな。
こういうおまじないも、やっぱり宗教的なもののひとつなんだろうと思います。

 

このお噺の中で、男の人が女湯に入って背中を流したりする描写があった。
信じられない!と思ってすごくすごくびっくりした。昔は肌が見えることさえ恥ずかしいと思う世の中だったのじゃないの!?とか、自分だったら恥ずかし過ぎる!!と思った。
でも昔にはこういうお風呂屋さんにはこういう職業の人がいたようです。時代と風習の違いに驚きました。
 
落語は「昔の人たちの普段の生活」が目の前で広がっていくから、その時代にタイムスリップして町人の格好をして会話に参加している気分になる。
落語の中にはいろいろな言葉遊びがあるけれど、それはもう現代では使われていない言葉に掛かっていたりする。日本語って難しい、そしておもしろい。「日本語はいろいろな表現ができたり、いろんな言い回しがあるなあ」と落語を聞く度に思う。

でも、その表現を「なるほど!」とつかめなかった時には、タイムスリップしてたはずなのに一人だけ洋服を着て遠くから会話している人たちを見ている気分になる。うう、それが悔しくてたまらない! どうすればいいんだろう。
普段から言葉を感じたり、意味を知ったりしていくと、もっと落語世界の住民になれるのかなあ。

これからいろいろな落語を聞いていくうちに、最後まで町人でいられる日が来ますように!