子育て、ガンバらなくていいよと教えてくれる絵本



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題:『フレデリック』

作絵:レオ・レオニ

訳:谷川 俊太郎

 

誰かと比べたくなる。

自分の子育ては、ちゃんとできているのだろうか?

うまくやっているのだろうか?

 

本を読む。ママ友と話す。SNSを見る。

 

すごいなと思う。

自分ができていないと思ってしまう。

 

もっとガンバらないといけない。

ちゃんとしないと。

 

みんなすごいな。

私は、まだまだ。

全然だめ。

 

今日もおこってしまった。

感情的に、イライラして。

 

だめだ。

 

ちゃんとした親になろう。

もっと、子育てをガンバろう。

 

決意しても、できない自分がイヤになる。

 

できない。

できない。

ガンバれない。

 

どうして、こんなにしんどいのだろう。

イヤだ、イヤだ。

 

こんなに子どものことを思っているのに、伝わらない。

 

どうして?

どうして?

 

もっとガンバる?

 

でも、私ガンバっているよ。

ガンバっているけれど、誰もみとめてくれない。

 

もっと、やらないとダメなの?

もう、むりだよ。

 

正解もわからない。

子どもがなにを考えているかもわからない。

 

みんなはできても、私にはできない。

 

だめなんだ。

 

もう、イヤだ。

 

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フレデリックは、そんな悩める子育てをしている人に勇気と自信を与えてくれます。

 

みんなは、あくせく働く中、フレデリックは働かない。

 

自分が大事にしていることをします。

 

みんながやっているから、ガンバる必要なんてありません。

 

誰かと比べる必要は、全くないのです。

 

フレデリックを見ていると、「キミはキミのままで、キミが思うことをすればいいんだよ」と教えてくれます。

 

この少しバカっぽい、とぼけた顔をしたねずみは、僕たちに安心感を与えてくれます。

 

“自分らしく”というと、しっかりと自分を持った人のイメージですよね。

 

「自分らしくいこう」と言われると、「いや、私はそんなに強くないわ」と、おっしゃるかも知れません。

 

でも、フレデリックを見ているとわかります。

 

彼は、“自分らしく”してますが、全く力が入っていません。

 

肩の力が抜け、自然体なのです。

 

「え? 僕は、僕だけどなにか問題あるのかな?」と、言うみたいに。

 

 

ガンバらなくていい。

比べなくていい。

自分は、自分でいい。

 

いつだって、ちょっと変わったねずみは、僕たちにそう語りかけてくれるのです。

(NPO法人D.Live 代表理事 田中洋輔)

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D.Liveの活動の対象は、『子ども』と『子どもと関わる大人』(保護者や先生)です。D.Liveのミッション(使命)は、「子どもがなりたい自分に向かって思いきり取り組める社会をつくる」私たちは、子どもたちが、ただ明日の自分の未来に希望が持てるようにしたいのです。そのために、子ども向けの事業はもちろんのこと、子どもたちがどんな気持ちなのか、どんな関わり方が大切なのかを子どもと関わる方々に知ってもらうことが大切。だからこそ、研修や講演、白書づくりなどの大人向けの事業もおこなっています。

 

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2017.5/1 更新