第4回 LIFE SONGS(ライフソングス)No.2 始まりは仏教×漫才!?

「お寺で雨宿り〜悲しみ、憂鬱と向き合う場所〜」

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「いのち」「人生」をテーマに、お寺でアコースティックギターの弾き語りライブを行う第4回LIFE SONGS「お寺で雨宿り〜悲しみ、憂鬱と向き合う場所〜」が2017年6月17日(土)に京都の浄土真宗のお寺で開催されました。13時半から、4人のアーティストたちと1組の漫才師が出演してくださいました。

  ライフソングスはお寺や宗教空間における音楽イベントです。単なる音楽イベントではなく、毎回テーマを設定して、そのテーマに合わせた選曲やトークが展開されます。今回のテーマは「お寺で雨宿り〜悲しみ、憂鬱と向き合う場所〜」ということで、雨や憂鬱な気持ちに思いをはせる時間となりました。

 会は、なんと!漫才からの始まりでした。
公演テーマである「雨」「いのち」を題材に、漫才コンビ「三千大千世界」(龍谷大学実践真宗学研究科生)の木本さんと原さんのお二人が大爆笑漫才を披露してくださいました。お寺が沢山の笑いに包まれながら、後半は宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の詩を読んでのボケツッコミの応酬があり、少しいのちについて、考えさせられるような漫才でした。「雨ニモマケズ」は下記に。


仏教と音楽!?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。漫才……漫才とは異なりますが、落語は仏教と関わりの深い芸能と言われています。

—もともと「高座」という言葉は「お説教をする場所」を指していました。和服を着て座布団に正座する落語のスタイルは、仏教のお説教の影響を色濃く残していると言えます。お扇子を持つのもおそらく、お坊さんの使う、「中啓(ちゅうけい)(扇)」が源流でしょう。落語界では手拭いを「まんだら」と呼びますが、あれも、四角くて模様がついている様子を曼荼羅(まんだら)に見立てたわけです。また「前座(ぜんさ)」は、本格的な大説教者が出る前にお話する「前座(まえざ)」から来ています。そう考えると、説法と芸能という目的の違いはあるものの、形態は共通しているんですね。
(引用 趣味DO楽、釈徹宗さんより)


他力本願.net 仏女生活「伝統芸能同好会〜「仏教と落語」入門/相愛寄席〜」も仏教と落語について書かれていますので、ぜひご覧ください。


次回は音楽ライブのレポートします、お楽しみに!



『雨ニモマケズ』 

風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
小サナ萱ブキノ小屋ニヰテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノイネノ束ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイイトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒデリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニ デクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ
(『新校本 宮澤賢治全集』 第十三巻(上) 筑摩書房)


2017.7/5 更新