法螺[ほら]

法螺[ほら]…お釈迦さまは大ボラ吹き

 

「ホラを吹く」といえば、大袈裟(おおげさ)なことを言う、うそをつくという意味に使われていますが、 もとは、お釈迦さまの説法のことを指しました。 お釈迦さまの説法は、いろいろな表現でたとえられています。 「獅子吼(ししく)」は有名ですが、「大法螺を吹く」も、その一つなのです。

 

「螺」とは巻貝です。 この巻貝の端に笛をつけて一種の楽器となりました。ホラ貝です。 インドでは、人を集めるときにこれを吹きました。 戦場でホラ貝を吹き出陣の合図をしましたが、その音が遠くまで響き、軍勢を奮いたたせたのを、 仏の説法のたとえとしたようです。 経典に「大法雨を甫(ふ)らし、大法幢(ほうどう)を建て、大法螺を吹き、大法鼓(ほうく)を撃ちたまえ」 とあるのがそれです。 それが「お釈迦さまのような偉そうなことを言う」という意味を経て、今のようになったとのことです。

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「くらしの仏教語豆辞典」より転載

(ホームページ用に体裁、ふりがな等を調整しております)

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