被災地の声「私だけ仮設を出てもいいのかしら」

 

(60代女性)

震災から3年が経とうとしている。

「やっと一息つけそうです」

公営住宅への移転が決まって、女性はそう言われた。

仮設住宅で過ごされた3年という月日の重さを感じた。

しかし、女性は素直に喜べないという。

一緒に住んでいたご家族を、昨年病気で亡くされたそうだ。

「私だけ仮設を出てもいいのかしらって思うんです」

3年という月日は、確実に刻まれているのだ。

(安部智海)

 

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掲載日: 2014.02.27

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