被災地の声「復興とは何か」

(50代、男性) 

男性たちが雑談をしている最中に「復興とは何か」というテーマで話が広がったという。

1人の男性が「仮設住宅が撤去されることが復興の第一歩ではないか」と述べ、そう考えるに至った出来事を教えてくれた。

 

ある時、9歳の男の子が「校庭って何?」と聞いてきたそうだ。

驚くことに、少年は「校庭」そのものを知らないというのだ。

小学校に入学して以来、校庭には仮設住宅が建っていて、校庭が遊び場であるという経験がないのである。

この子を前にして、現状の異常さを改めて実感したのだという。

復興には様々な定義があるだろう。

男性の話しを聴いて、かつての日常、当たり前といわれる日々を取り戻すことが復興への第一歩なのだと雑談をしていた周りの男性たちも確信した。

(金澤豊)

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