葬儀の現場で。「知らない人」が損しないために|せいざん株式会社インタビュー①
葬儀社を選ぶ条件とは?
葬儀社を選ぶ条件① 「自分の母親の葬儀を任せてもいい」と思えるか
池邊:下元は、葬儀社を周るなかで自分なりにたくさんのチェック項目を作っていました。そのなかでも大切にしていた軸は、「自分の母親の葬儀を任せてもいい」と思えるかどうかということでした。
ーーご自身のお母さんの葬儀を任せても良いと思えるような葬儀社を。
池邊:はい。あくまで「喪主だったらここに依頼したいかどうか」が基準です。
葬儀社を選ぶ条件② 高いか安いかではなく、思いに寄り添う設計になっているかどうか
ーー不本意に高単価な葬儀になってしまうことへの疑問をさきほど話していただきましたが、値段についてはどういう基準を持っていらっしゃるのでしょう?
池邊:料金の内訳は明確に出していただいて、わかりにくいところはむしろこちらから「こういう風に書いていただけるとご家族もわかりやすいと思いますよ」というお話もします。例えば車両費という項目のお金は、お迎えの車代なのか、出棺のときの車代なのか、とか。
ーーしっかりと価格内訳なんかを明示する意思のある会社なのかどうか、ということですか?
池邊:そうですね。私たちは葬儀社さんを選ぶとき、単に高いか安いかで決めることはないんです。高いところだと、なぜ高いのかを伺うと、「ドライアイスに布を一枚一枚巻いているんです」と。
だから通常よりも高いけど、お身体を痛めないように必ず毎回布を巻くという理由があるんです。
そこまで確認させていただけたら、私たちの方でもきちんと説明できますから。こういった配慮のある葬儀社さんを希望されるご家族ももちろんいらっしゃいますし。できるだけ上質なものを、って。なので、高いか安いかではなく、きちんとご家族のことを考えた設計になっているかどうか、という点を見ています。
良い葬儀社に共通することとは?
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掲載日: 2019.10.18