お寺を飛び出し、地域の課題を見つめる。|「伊達未来会議」ー北海道紋鼈寺

 

オンラインで行われた伊達未来会議の様子(画像提供:奥田さん)

 
北海道伊達市にある紋鼈寺。婚活イベントを通して、地域の未来を考えられているお寺です。
そんな紋鼈寺の住職である奥田正弘さんは「伊達未来会議」と呼ばれるイベントを開いておられるそうです。今回は、そんな「伊達未来会議」について、奥田さんに教えていただきました。
 

 

移動、健康、環境……個人ではどうにもならない地域の課題

 
ーー「伊達未来会議」とは、どういったイベントでしょうか?
 
奥田 正弘さん(以下:奥田):伊達未来会議とは、伊達地域の方、伊達にご縁のある方々が集い、共に地域の未来について考え、話し合うイベントです。お寺ではなく、地域のビアバーやオンラインで開催しました。
 
ーーどういったきっかけがあり、このイベントを始められたのでしょうか?
 
奥田:皆さん、地域に対しての課題は切実に感じていて、お参りでもそれをすごくおっしゃるんです。ですがなかなか実行には移せなくて、そこがもったいないなと感じたことがきっかけです。
 
ーーお参りを通して、どういった地域課題に気付かれましたか?
 
奥田:色んな地域課題があることに気付きました。
例えば、移動手段。バスの本数が少ない、タクシーの運賃が高いといった問題ですね。移動手段は地域の方々にとって重要なものですし、特に土地の広い北海道では見逃せないトピックだと思います。
また、健康や環境に関する問題、街の活気に関する問題も聞きましたね。特に、元気だったかつての伊達を知っている方は、すごく寂しく感じておられるそうです。自身の体の衰えとともに、街にも活気がなくなり、馴染みの店もなくなって……と、現在の伊達の姿を嘆く方々が印象に残っています。そんな寂しい思いを抱えないようにするのはどうすればよいのかなと。
 
ーー切実な課題ですね。
 
奥田:そうですね。ですが、そうした不満は一人ではどうにもならない課題ばかりです。
とはいえ、僕はお参りでそういう声をよく聞く立場なので、聞いて何もしないのは気持ち悪いなと思い、なにかやろうと思ったんです。
 
ーーそれで、こうしたイベントを考案されたということですね。
 
奥田:はい。一人で課題を抱えるのではなく、同じような課題意識を持っている人同士がつながれば、すぐには解決に至らなくても、課題解決の糸口が見えてくるのではないかと思いました。
 

世代や職業を超えて、共に地域を考える

   

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掲載日: 2022.05.31