お寺で行われるボーイスカウト活動とは?|ボーイスカウト活動―北海道千正寺
ボーイスカウトでの気付き
本堂掃除の様子(画像提供:高塚さん)
――30年間、ボーイスカウトのご活動をされていて、気づきや学びはありましたか?
高塚:いかに地道な活動が大事か、ということに気付かされています。また、お寺を好きになってもらうきっかけとして、ボーイスカウトは重要な役割を果たしていると思っています。
なぜかというと、ボーイスカウトに入っていると、小学校低学年の頃から何かとお寺に行き、行事に参加する機会がたくさん生まれるからなんです。
子どもだけでなく、リーダーもお寺に対する意識が変わり、中央仏教学院の通信教育を受講したり、仏教婦人会に入会してくれたりと、ご門徒と一緒にお寺を盛り上げてくれています。
――一方、ボーイスカウトをされていて大変なことは何でしょうか?
高塚:ボーイスカウトの活動はキャンプやハイキングと、野外で行われる活動も多いです。正直、私は野外の活動はあまり好きではないのですが、それでもやらなければいけない大変さはあります。
また、キャンプでのプログラムを考えたり、時にはテープやはさみを使って準備物を用意したりと、やることが多岐にわたっていますので、楽しみながらでないと続かないかもしれませんね。
また、それらをお参りやお寺の事務作業と並行して行うことになるので、ボーイスカウトのリーダーが手伝ってはくれるものの、やっぱり大変ですね。
そういう意味で、ボーイスカウトを続けていると年々老いを感じます(笑)。それでもボーイスカウトの活動は大きな意味を持っているので、なんとか次の代につなげていきたいと思っています。
――ありがとうございました。
編集後記
今回は、北海道千正寺の高塚さんに、ボーイスカウトのご活動について教えていただきました。
大変ではあるものの、お寺と地域の子どもたちのご縁を結ぶ大切な活動であることがインタビューからも窺えました。
ボーイスカウトは、お寺へお参りするきっかけ作りとしても有効な活動なのかもしれません。
千正寺について
(画像提供:高塚さん)
【寺院名】
浄土真宗本願寺派 鶴寳山 千正寺
【住所】
〒066-0041
北海道千歳市清水町1丁目14番地