「私だけ内定をもらってしまいました」

≪本日の僧侶プロフィール≫

 

 

・サブカル僧侶

TV・マンガ・音楽などの現代のサブカルチャーに造形が深いが、僧侶として「温故知新」の精神も忘れることがない。

 

・うどん系僧侶

出身地の影響もあってか、うどん中心の食生活を長年過ごしつつ、仏教研究にいそしむ。幼少期より、中国渡来のものに強い関心を示す。

 

・サイバー僧侶

お寺生まれIT育ち。趣味が高じてIT業界に進むも、自らの使命に気付き僧侶の道に。最新機器への物欲が目下の悩み。

 

 

≪本日の人生僧談≫

 

「私だけ内定をもらってしまいました」

親友と一緒に就職活動を頑張っていましたが、私だけ内定をもらってしまいました。どう接していいか、悩んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

サイ:就職もそうだけど、受験とか恋愛とか含めると、こういう状況の話って身近に存在してるよね。

 

う:やっぱり、本人の口から正直に話すのがベターだと思う。聞いた時は落ち込むかもしれないけど、後で他人から聞く方がつらいよ。変に気を遣うことで相手を傷付けてしまう場合がある。

 

サブ:確かに言いづらいかもしれないけど、報告したほうがいいと思う。いずれ分かることでもあるし、他人から聞いたときのショックはかなり大きいよ。もしその間に会ったり話してたりしてたら、何であの時、言ってくれなかったんだったって疑心暗鬼にもなる。

 

サイ:親友だったら、その言いにくい気落ちも汲み取って、許してくれたりはしない?

 

う:反対に正直に打ち明けて、親友関係が壊れるんだったら、結局それだけの関係だったってこと。思ってるより案外すんなり受け入れてくれるかもしれないし、一緒に苦労してきたんだったら喜んでくれるかもしれない。

 

サブ:昔、大学受験の時、親友と一緒に同じ大学を受験したんだけど、どっちも落ちたことがあった。あまり深く考えることなく落ちたことを親友に報告したら、ダメだったことをもっと真剣に受け止めろって怒られたことがある(笑)。

 

サイ:良い友達だね。一緒に落ちたからといって、単純に言いやすいわけでもない。その結果をどう受け止めて、互いにどう報告するのかが大事なんだろうな。

 

う:それに落ちることで人生の善し悪しが決まるわけじゃない。むしろ、その結果の受け止め方によって、今後の人生のプラスにも、マイナスにすることも出来るんだから。

 

サイ:反対に自分が相手の立場だったら、どうされたいのかを考えてみるのもいい。黙っていられた方がうれしいのか、正直に打ち明けられた方がうれしいのか。一度相手の立場にたって考えてみたらどうかな。

 

サブ:もし、相手に打ち明けた時、喜んだり応援してほしいと思うんだったら、あなたも逆の立場に立った時に、果たして同じことが出来るどうか、ということを考えておくべき。

 

う:今後の親友との関係性を考える良い機会かもしれない。お互いのことをどう思っているのかを、本気で感じることが出来る期間でもあるわけだから。

 

 

 

 

 

 

《中締め》

自分はこうしたい、という自分の思い優先で考えるのではなくて、相手は何を望んでいるんだろうか、という相手の思い優先の考え方にすると、自然と心の落ち着き場所が出来てくるかもしれない。答えも自ずとその中から出てくるはず。

掲載日: 2014.01.31