【イベントレポ】ニコニコ超会議「超テクノ法要×向源」行ってみた。

 

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今年のゴールデンウィークは、10連休という過去にも例を見ない長さとなりましたが、皆様はどのような過ごし方をされましたか?

連休の初日である4月27日に、千葉県の幕張メッセで行われた「ニコニコ超会議」にお邪魔しておりました!「ニコニコ超会議」とは、2012年より毎年行われているイベントで、株式会社ドワンゴが主催する「ニコニコ動画」の複合型イベントです。

そんな「ニコニコ超会議」になぜ取材へ行ったのかと言いますと、とあるブースが出展されているからなのです……。

そのブースとは

 

「超テクノ法要×向源」!

 

「向源」とは、2011年より行われている宗派や宗教を超えた寺社フェスで、「テクノ法要」とは浄土真宗本願寺派の朝倉行宣さんが2016年より始められたもので、テクノミュージックとプロジェクションマッピングを用いてお勤めをするという新しい取り組みです。

 

今回は、そんな「テクノ法要」の様子をレポートしたいと思います!

 

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「ニコニコ超会議」は毎年千葉県の幕張メッセで行われます。会場に着くとこのような看板がありました。「ニコニコのすべて(だいたい)を地上に再現する」というのがコンセプトで、ニコニコ動画にかかわっている多くの企業や団体が名を連ねています。たくさんの方々がかかわっているのですね!

 

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ブースに入るとこのような画面が!カッコいいですね。プロジェクターは4K映像に対応した最新モデルを使用しているそうです!

 

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ステージを操作するパソコンもご覧の通り。ここまでハイテクな法要は、今までにあったでしょうか。

さて、テクノ法要は3回行われました。27日に行ったお勤めの内容は以下の通り。

 

1回目(11:00~)

先請迦陀・仏説阿弥陀経・讃仏偈

2回目(13:45~)

正信偈草譜・正信偈行譜

3回目(16:45~)

初夜礼讃・正信偈行譜

 

日頃よりお勤めをされておられる方にとっては、讃仏偈や正信偈はとても馴染み深いのではないでしょうか?

また、2回目と3回目の間、16時からはテクノ法要ではない通常の「正信偈行譜」のお勤めも行われました。

僧侶がステージに上がると、いつもの法要とは大きく違う点に気づきます。それは「観客」と向き合った形でお勤めを行うということ。通常、お勤めは御本尊と向き合う形で行います。僧侶と観客が向き合うというところが、非常に新鮮でした。

着座をして、合掌・礼拝をすると、いよいよ法要の始まりです。お経が美しいテクノミュージックに乗せられます。曲調こそテクノですが、お経の節は伝統的なものを用いています。新しさを感じつつ、日頃からお勤めをしている方には親しみも感じられる法要となっていました。

 

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後ろのスクリーンでは、極楽浄土をあらわしている、美しい映像とともに御文が表示されています。我々だけではなく観客の方も一緒にお勤めをしやすいような工夫が見て取れます。

この「テクノ法要」は昨年に引き続き2回目の出展だそうです。昨年は最初から法要を観に来られる方はそれほど多くなく、法要中にだんだんと人が集まってくるような感じだったそうですが、今年は法要が始まる段階から大変多くの方が観に来られました。ざっと200人ぐらいはいらっしゃったと思います!

 

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2回目以降の法要では、正座で足が痺れてしまう僧侶の方もおられるようでした。

しかし、法要の後「ステージの方も足が痛いでしょうから、どうぞ足を崩してください」と朝倉さん。「実はお坊さんも足が痺れるんです」と、彼らの様子を紹介しておられました。

こうした、お坊さんの意外な側面を見せられるのも、このイベントならではかもしれません。

 

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各回の法要が終わると、観客からは大きな拍手が上がりました。しかし、多くの方が拍手をされる中で手を合わせる方もいらっしゃったのが印象に残ります。多くの方に仏教を触れてもらうきっかけとして始められた「テクノ法要」。これだけで必ずしも仏教の教えが伝わるとは限りませんが、お寺やお坊さんの新たな取り組みを多くの方に見ていただくということは、とても意義のあることではないでしょうか。

 

以上、テクノ法要のレポートをお届けしました。テクノ法要以外にも、向源さんの「お坊さんと話そう」「座禅体験」と言った参加型イベントや、ステージではキッサコさんやTariki Echoさんが出演されました。多様な催し物があり、全てを記事にできないのが大変惜しいところです。

 

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朝倉行宣さん(写真)… 浄土真宗本願寺派、福井・照恩寺の17代目住職。中高生時代から音楽に傾倒し、大学在学中にDJや音楽制作を開始。2015年に父から住職を引き継ぎ、プロジェクション・マッピングとテクノ・ミュージックに合わせて読経する「テクノ法要」を考案した。

 

次回は、テクノ法要を始められた朝倉さんにインタビューを行い、「テクノ法要」を考案された想いに迫りたいと思います!