お寺でからっぽ体験ー東洋医学×お茶ーNo.2

2月18日実施のお寺でからっぽ体験「東洋医学×お茶」。第二弾の今回は、煎茶道に学ぶ山口隆太さんと鍼灸師の坂部昌明先生を招き、手軽に美味しく飲むことの出来る煎茶の入れ方と薬の飲み方とを紹介する講座です。
今回はその中でも、煎茶道を学ぶ山口さんのお話を中心に、会の様子をレポートしていきます。

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—肩肘をはらない煎茶道
特別な道具を用意するのではなくて、家にあるもので、お茶を美味しく頂く為のワンポイントレッスンをおこなってくださった山口さん。
「煎茶道を含む茶道は、一般的に伝統的な日本文化としてのイメージが強くあります。しかし日本の歴史においては、薬として仏教や八百万の神と強く結びつきながら人々の生活に根付いてきた側面もあるんです。」と教えてくださいました。
また、お茶をおいしくいれる為の唯一のポイントは、急須をまずちゃんと温めてあげることだそうです。急須を温めることによって急須内の湿度が上がり、茶葉がひらき、どんなお茶っ葉も香り高いお茶として飲むことができるそう。高級な茶葉を無理して買うことなく、ちょっとした工夫で、美味しくお茶をいれられることに会場の皆さんも驚いていらっしゃいました。

(実際にいれていただいたお茶をみんなで飲みながら、山口さんと坂部先生の対談の時間も。テーマは「薬とお茶」「お寺とお茶」「飲み方でかわる」「身体とのつき合い方」。)

(実際にいれていただいたお茶をみんなで飲みながら、山口さんと坂部先生の対談の時間も。テーマは「薬とお茶」「お寺とお茶」「飲み方でかわる」「身体とのつき合い方」。)

また、参加者の方からは帰り際に「お茶も、お寺もすごく自分にはハードルが高い物だと思っていて、なかなか一歩を踏み出すことが出来なかったけれど、今回参加することによってイメージが変わりました。こういう企画をもっとやってほしいです。」との声もあり、主催のメンバーもとても喜んでいる様子でした。

「お茶」についても「お寺」についても、関わる人々が、そのものの特徴を捉え、自分自身がよいなぁと感じる部分を話す中で、今までどこか遠くに感じていたことを身近に感じたり、もっと知りたいという気持ちを持ってくれる人があらわれる。それはとても嬉しいことだなぁと取材をしながら感じたことでした。今後も様々な催しを企画中の寺子屋あしたデザインの活動が楽しみです♪


◆お問い合わせ先
asitadesign@gmail.com(担当:大塚)
主催団体:寺子屋あしたデザインとは…寺院という非日常の場において、「老い」や「ストレス」といった問題を仏教と医療を通じて考える活動です。「お金をかけない東洋医学講座」の他、お寺でヨガやお灸を通じてリラックスした時間を過ごす「お寺でからっぽ体験」も実施している。


講師:山口隆太(やまぐち りゅうた)
京都在住。龍谷大学文学部卒業。宗派を問わず、寺社と文化遺産の活用に携わり、煎茶道を学ぶ。


講師:坂部昌明(さかべ まさあき)
京都在住。明治鍼灸大学(現、明治国際医療大学)鍼灸学部 鍼灸学科 卒業。京都府立医科大学 大学院 医学研究科 修士課程 修了(医科学修士)。
現在は、森ノ宮医療大学 保健医療学部 鍼灸学科 兼任講師・明治国際医療大学 鍼灸学部 鍼灸学科 非常勤講師・公益財団法人 未来工学研究所 客員研究員。


2017.03/03更新