ぼーっとする贅沢——健康×地域×寺院 おてらいふ

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昨年12月16日に開催されたココロとカラダをゆったりさせる1日体験型の脱力イベント「おてらいふ」。今回はその内容を少しずつご紹介していきます。

—働く為に身体を緩める
日本では「火事場の馬鹿力」といっていざという時になれば、私たちは普段の何倍、何十倍の力が出ると言われてきました。しかしながら、寝る間を惜しんで働いたり、ご飯に時間が裂いていられないほどに忙しい日々を送る人が多い現代の社会では、残念ながらこの火事場の馬鹿力は発揮しにくくなっているそうです。
それは、きっといざという時のエネルギーまでも日常の中で消耗しきっているということなのでしょう。楽器はきつく弦をはりすぎてもいけないし、緩めすぎてもいけないと聞きます。それはきっと人間も同じで、一人ひとりが自分のちょうど良い塩梅を知っていくことが重要なのかもしれません。

今回おてらいふでは、ご本堂で美味しいお茶とともに何もしないゆったりとした時間を過ごしてもらおうということで「ごろねカフェ」が開催されました。普段働き詰めだからこそ、ぼーっとした時間を過ごしてもらうことによって自分のバランスをとってもらえる様な時間を過ごしてもらいたいとのおもいが込められています。

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実際にごろねカフェの様子をのぞいてみると、皆さん思い思いの場所で、ゆったりとくつろがれているのがとても印象的でした。参加者の方にお話をうかがうと

「お寺には興味はあったけど、入りにくいイメージでした。でも、今日このイベントに参加して、何もせずにただただ本堂で座っているというのはとても心地よくて驚きました。場のチカラってあるんですね。」

「今日は仕事として取材に来たのだけれど、仕事とは思えないほど自分自身がゆったりと出来ました。」

なんて声を頂きました。

—「何かが出来る」で判断される在り方を超える
このカフェをやりたいと一番に声をあげた主催者の大塚さんにお話をうかがうと「会社にいても、家庭にいてもなにかしらの役割があって、それはそれで嬉しいこともあるんですが、ただこうしてぼーっと何者でもない時間をぼーっと過ごすことも時には必要だと思うんです。何が出来るからとか、何をしているからとか、というものを超えて、ただ今存在している有り難さってなかなか感じることって現代では少ないと思うんですよね。そういった自分の存在まるごとを受け止めてもらえる場所がお寺という場所だと思うんですよね。」との想いを語ってくださいました。

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主催者の1人の大塚雄介さん

望む望まないに関わらず、様々な情報が飛び込んで来る現代社会の中で、ぼーっと何もしない時間を持つということは実は大変に貴重なことではないでしょうか。またそれは、お寺という非日常の空間だからこそ、日々のことを脇に置いて、安心してくつろぐことが出来るのかもしれません。

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美味しいお茶を提供下さったのは、日本一たのしいお茶屋さん「京都ぎょくろのごえん茶」さん。日本茶の伝統を現代的にアップデートし、みんなが笑顔になれるお茶を提供されています。

次回は引き続き、おてらいふの当日の様子を紹介しつつ、「死」を思うことを通じて日々を豊かに過ごすコツをご紹介していきたいと思います。「死」を思うことと、日常の豊かさとは一体どのような繫がりがあるのでしょうか。次回もどうぞお楽しみに。

●おてらいふ公式web site
https://asitadesign.wixsite.com/otelife2017
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●実際に寺子屋あしたデザインの活動に参加したい方は是非下記をご覧下さい。
「お金をかけない東洋医学講座」をはじめ、お寺でヨガや、お灸の体験も紹介されています。
https://www.facebook.com/asitadesign/?fref=ts
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● 京都ぎょくろのごえん茶さん
http://goencha.com/about.html
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