被災地の声「幽霊でもいいから会いたい」

(60代女性)

私を僧侶だと知ったためだろうか。

「幽霊」という言葉にふいをつかれた。

津波被害のあった場所では、夜になると津波に流されて命を落とした人たちが津波から逃げている姿が見えたり、

「助けて」という悲鳴が聞こえたりするのだという。

亡くなった方が、自分が死んだことに気付かず、自分の家族を探して、通りすがりの人に声をかけるのだとも。

こうした話を聞くと、どうしても幽霊はいるのかいないのかというところに注目してしまいがちだが、

目の前の方の「亡くなった家族に会いたい」という気持ちを、大切にする僧侶でありたいと思った。

(安部智海)

 

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