龍谷大学の仏女(ブツジョ)たち 〜広隆寺〜
こんにちは!初めまして!
今回は私たち、龍谷大学の女学生らが、お寺を巡っていきます!
少しずつ寒さが厳しくなってきた秋の京都。
葉も色づいてきました。
今回は、弥勒菩薩さんをどうしても見たい!というメンバーがいたので、
京都・太秦にある広隆寺へ行きました。
京福電鉄の太秦広隆寺駅を降りると、すぐ目の前が山門です!
近くでみると、大きい!!
門を潜ってみると……
地蔵菩薩さん!?
でも、あまりよく見えない……。
なんでここにお地蔵さんがいるんだろう??
そう言えば、お地蔵さんって、どういう菩薩さん??
あちこちが気になりすぎて、なかなか前に進めないっ!
「はやく弥勒菩薩さんを見に行こうよー!」と急かそうとすると、
「わぁ!きれいー!」
メンバーのみゆうちゃんが銀杏の落ち葉に夢中になっています。
しかし、落ち葉も美しいものですね!
普段はその美しさにも気付かずに歩いてしまいますが、
お寺の境内だと、自然と色々な美しさが目に入ってきます。
青い空と黄色い葉っぱ、とっても綺麗です!
……っと、ここでちょっと休憩!
見所がありすぎて、もう疲れてしまいました!
ベンチの隣には池がありました。
色づいた葉っぱが池の上に浮かんでいます。
私、お寺の境内にある池が好きなんですよね〜。
さて、再出発!
「みんな見て!」
「十善戒(じゅうぜんかい)……??」
《十善戒》
・不殺生(ふせっしょう) 生きものを殺しません
・不偸盗(ふちゅうとう) ものを盗みません
・不邪婬(ふじゃいん) みだらな男女の関係をしません
・不妄語(ふもうご) うそいつわりを言いません
・不綺語(ふきご) たわごとを言いません
・不悪口(ふあっく) 人の悪口を言いません
・不両舌(ふりょうぜつ) 二枚舌を使いません
・不慳貪(ふけんどん) ものを貪りません
・不瞋恚(ふしんに) いかり憎むことをしません
・不邪見(ふじゃけん) 間違った考え方をしません
む、むずかしい!!
これを守るのは大変ですね。
でも、少しずつ実践してみようと思います!
それでは、いただいたパンフレットを見ながら、弥勒菩薩さんを見に行きたいと思います!
(館内は撮影禁止でした)
多くの仏像などが、何百年も前に作られたもので、驚きました!
有名な弥勒菩薩半跏思惟(みろくぼさつはんかしゆい)像は国宝第1号なんですね!
一切衆生(いっさいしゅじょう)をどのように救うか考えているお姿。
薬指と親指を合わせた手を頬に添える右手(思惟手)、手のひらを下にしている左手、やや下を向く顔、繊細な表現がなされていました。
日本で仏像が造られはじめた飛鳥時代の作品なのにあんなに立派だったことに驚きを隠せませんでしたね。
大満足でした!
【やわら】
弥勒菩薩をもう一度、京都にいる間に観ておきたかったのです。初めて観た時も、今回も、とにかくその雰囲気にのまれました。静けさの中、一際目を惹く存在。とりわけ大きくもなく、派手でもないのに。確かにその像には心を奪われるものがあるのです(もしかしたらあの、アルカイックスマイルのせいでしょうか)。
聞けば56億7000万年後に仏の悟りを開かれるという「未来仏」だそうですね。大きすぎる時間枠にとても驚きました。私はそんなに待っていられないですよ。
【せのま】
私たちの命より10倍以上もながく存在する偉大さを見る機会は、私にとって「焦らなくて良い」ということを教えてくれた時間だったと感じました。
【りお】
弥勒菩薩のお姿を拝見し、私の悩み苦しみなど見通されているのではないかと思うほど、凛としていて包まれ、心が軽くなりました。
【めぐ】
国宝や重要文化財レベルの仏像を近くで、あれだけ沢山見ることができたことに驚きました。まさに仏像の宝庫!
私は特に、弥勒菩薩像の向かいに構える千手観音像に心惹かれました。どの仏像よりも大きい体、一本一本の腕の太さ、凛とした表情、全てに圧倒されました。周りの腕はほぼ破損していましたが、折れた腕の木の荒々しさもまた魅力でした。
この千手観音像は1012年に生まれたそうです。使用された木は何千年この世を生きてきたのでしょう……。私たちよりも何千年も長生きなこの木が私たちの生きる2018年に存在して、また私たちのいない未来も生きていくのかなあ、とちょっと不思議な気持ちになりました。
もう一つ、宝物殿に入る前に見た白いお顔のお地蔵さん、個人的に印象に残っています。
次は、また京福電鉄に乗って、嵐山へ向かいます!
次回の記事をお楽しみに!
*ーーーーーーーーーーー*
【アクセス】
(1)JR京都駅から市バスで30分
(2)JR嵯峨野線太秦駅から徒歩で13分
(3)京福電鉄太秦広隆寺駅から徒歩で1分
【住所】
〒616-8162 京都府京都市右京区太秦蜂岡町32
今回は私たち、龍谷大学の女学生らが、お寺を巡っていきます!
少しずつ寒さが厳しくなってきた秋の京都。
葉も色づいてきました。
今回は、弥勒菩薩さんをどうしても見たい!というメンバーがいたので、
京都・太秦にある広隆寺へ行きました。
京福電鉄の太秦広隆寺駅を降りると、すぐ目の前が山門です!
近くでみると、大きい!!
門を潜ってみると……
地蔵菩薩さん!?
でも、あまりよく見えない……。
なんでここにお地蔵さんがいるんだろう??
そう言えば、お地蔵さんって、どういう菩薩さん??
あちこちが気になりすぎて、なかなか前に進めないっ!
「はやく弥勒菩薩さんを見に行こうよー!」と急かそうとすると、
「わぁ!きれいー!」
メンバーのみゆうちゃんが銀杏の落ち葉に夢中になっています。
しかし、落ち葉も美しいものですね!
普段はその美しさにも気付かずに歩いてしまいますが、
お寺の境内だと、自然と色々な美しさが目に入ってきます。
青い空と黄色い葉っぱ、とっても綺麗です!
……っと、ここでちょっと休憩!
見所がありすぎて、もう疲れてしまいました!
ベンチの隣には池がありました。
色づいた葉っぱが池の上に浮かんでいます。
私、お寺の境内にある池が好きなんですよね〜。
さて、再出発!
「みんな見て!」
「十善戒(じゅうぜんかい)……??」
《十善戒》
・不殺生(ふせっしょう) 生きものを殺しません
・不偸盗(ふちゅうとう) ものを盗みません
・不邪婬(ふじゃいん) みだらな男女の関係をしません
・不妄語(ふもうご) うそいつわりを言いません
・不綺語(ふきご) たわごとを言いません
・不悪口(ふあっく) 人の悪口を言いません
・不両舌(ふりょうぜつ) 二枚舌を使いません
・不慳貪(ふけんどん) ものを貪りません
・不瞋恚(ふしんに) いかり憎むことをしません
・不邪見(ふじゃけん) 間違った考え方をしません
む、むずかしい!!
これを守るのは大変ですね。
でも、少しずつ実践してみようと思います!
それでは、いただいたパンフレットを見ながら、弥勒菩薩さんを見に行きたいと思います!
(館内は撮影禁止でした)
多くの仏像などが、何百年も前に作られたもので、驚きました!
有名な弥勒菩薩半跏思惟(みろくぼさつはんかしゆい)像は国宝第1号なんですね!
一切衆生(いっさいしゅじょう)をどのように救うか考えているお姿。
薬指と親指を合わせた手を頬に添える右手(思惟手)、手のひらを下にしている左手、やや下を向く顔、繊細な表現がなされていました。
日本で仏像が造られはじめた飛鳥時代の作品なのにあんなに立派だったことに驚きを隠せませんでしたね。
大満足でした!
【やわら】
弥勒菩薩をもう一度、京都にいる間に観ておきたかったのです。初めて観た時も、今回も、とにかくその雰囲気にのまれました。静けさの中、一際目を惹く存在。とりわけ大きくもなく、派手でもないのに。確かにその像には心を奪われるものがあるのです(もしかしたらあの、アルカイックスマイルのせいでしょうか)。
聞けば56億7000万年後に仏の悟りを開かれるという「未来仏」だそうですね。大きすぎる時間枠にとても驚きました。私はそんなに待っていられないですよ。
【せのま】
私たちの命より10倍以上もながく存在する偉大さを見る機会は、私にとって「焦らなくて良い」ということを教えてくれた時間だったと感じました。
【りお】
弥勒菩薩のお姿を拝見し、私の悩み苦しみなど見通されているのではないかと思うほど、凛としていて包まれ、心が軽くなりました。
【めぐ】
国宝や重要文化財レベルの仏像を近くで、あれだけ沢山見ることができたことに驚きました。まさに仏像の宝庫!
私は特に、弥勒菩薩像の向かいに構える千手観音像に心惹かれました。どの仏像よりも大きい体、一本一本の腕の太さ、凛とした表情、全てに圧倒されました。周りの腕はほぼ破損していましたが、折れた腕の木の荒々しさもまた魅力でした。
この千手観音像は1012年に生まれたそうです。使用された木は何千年この世を生きてきたのでしょう……。私たちよりも何千年も長生きなこの木が私たちの生きる2018年に存在して、また私たちのいない未来も生きていくのかなあ、とちょっと不思議な気持ちになりました。
もう一つ、宝物殿に入る前に見た白いお顔のお地蔵さん、個人的に印象に残っています。
次は、また京福電鉄に乗って、嵐山へ向かいます!
次回の記事をお楽しみに!
【アクセス】
(1)JR京都駅から市バスで30分
(2)JR嵯峨野線太秦駅から徒歩で13分
(3)京福電鉄太秦広隆寺駅から徒歩で1分
【住所】
〒616-8162 京都府京都市右京区太秦蜂岡町32
Author
他力本願ネット
人生100年時代の仏教ウェブメディア
「他力本願ネット」は浄土真宗本願寺派(西本願寺)が運営するウェブメティアです。 私たちの生活の悩みや関心と仏教の知恵の接点となり、豊かな生き方のヒントが見つかる場所を目指しています。
掲載日: 2018.11.30