人生最後にもらう手紙「弔辞」を通じて 大切にしてきたことを振り返る
2018年1月20日同志社大学今出川キャンパスで行われたDeathカフェの様子について引き続き紹介させていただきます。
前回の記事「日常の些細なことが気になって一喜一憂する私が日常の中にある本当に大切なことに気づく瞬間」はこちら
※今回のDeathカフェは、「交流会0 vol.2 いつもと違う出会いのデザイン 京都市みんなごとのまちづくり推進事業交流会」への出張。「交流会3.0 vol.2 いつもと違う出会いのデザイン 京都市みんなごとのまちづくり推進事業交流会」とは平成28年度に引き続き、様々な主体同士の協働のまちづくりを推進することを目的に、 “みんなごと”のまちづくり推進事業「まちづくり・お宝バンク」取組提案者が、他の取組提案者や地域のまちづくり活動の担い手等と広く交流する「交流会」。上記の写真も同団体提供。
今回のプログラムは弔辞。二人一組になり、相互に今までの人生で大切にしてきたことをはじめとしてインタビューし、弔辞の執筆、インタビュー相手に向けて弔辞を朗読するというものでした。
当日は、死にゆく場面を想像しながら、これまでの人生を振りかえり、今の自分自身の生き方を見つめる、そんな時間が流れていました。
【 実際にインタビューに使用された質問用紙 】
参加者の方々の感想としては、
——取材する、弔辞を書く、弔辞を読むという体験は精神的に深くて、さらに、自分の「聞く書く話す」というスキルが試されるという意味でとても広がりのある体験でした。
——今日初めて会った人の人生にこんなに深く触れ合うなんて思いませんでした。今までの人生を凝縮されて聞かせてもらえた気がしてなんだか気持ちが熱くなりました。
——とにかく素直に笑顔で過ごしたいと思いました。大切なことってシンプルなんですね。
という様な声をいただきました。
アップル社の設立者の一人であるスティーブ・ジョブズは、
「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定のことを私は本当にやりたいだろうか?」。
それに対する答えが“NO”の日が幾日も続くと、そろそろ何かを変える必要があるなと、そう悟るわけです。
という言葉を残しています。
みなさんは、人生最後の手紙、一体誰から、どんな言葉が欲しいですか。そんなことを考えることを通じて、もしかすると、今まで気づかなかった自分自身の「本音」に出会えるかもしれません。
今後もワカゾー主催のDeathカフェは様々な場所で開催予定だそうです。興味のある方は是非のぞいてみてください。
ワカゾー主催のDeathカフェについて知りたい方はこちら
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