お寺が認知症支援に関わっていく可能性

前回、認知症とお寺ということで、お寺とオレンジ畑さんの新たな取り組み、「オレンジテラス」をご紹介いたしました。
 
(前回の講座レポートはこちら
 
現代の日本、高齢社会において避けられない認知症の増加。
社会が対策に頭を悩ませるなかで、お寺を活かした認知症対応が注目されつつあります。
認知症対応におけるお寺の強みは何か?そのポテンシャルを考えてみましょう。
 
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【認知症支援におけるお寺の強み①】
月参り(訪問による読経)やお寺の法座などを通じて、高齢者との接点を既に持っています。
→ちまたの認知症カフェ(認知症患者のケアやその家族の交流等を目的とした集い)では、開催しても集客に苦労するケースが多いそうです。
 
【認知症支援におけるお寺の強み②】
僧侶は門信徒の家族構成や生活環境を把握しやすく、必要な場合は家庭に踏み込んで介入しやすいため、認知症の早期発見や支援につながるのではないでしょうか。
→民生委員の立場では踏み込みづらい場合もあると聞きます。
 
【認知症支援におけるお寺の強み③】
僧侶が晩年の「老病死」の苦悩に寄り添い共に時間を過ごせば、結果としてよりよい葬儀につながるのではないでしょうか。
→現状は病院や葬儀社が窓口になっている側面があります。
 
【認知症支援におけるお寺の強み④】
お寺という場所を地域の公共空間として解放することで、他職種連携による各種行事を行えます(例:医師、介護士による認知症対応研修等)。
→お寺は公民館とは異なる雰囲気の公共空間であり、立場を超えて本音で話しやすいと言われます。研修を受けるだけでなく、対話や交流にもつなげやすい環境ではないでしょうか。
 
 
 
以上のようなお寺の可能性に、地域の方や医療・介護の専門職、行政機関等からも期待のまなざしが向けられています。今後、地域ぐるみの連携によって、強みを発揮していくことができるのではないでしょうか。
 

   

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掲載日: 2017.10.06