「バイト先のお客さんがあまりに狂暴」【みんなの人生僧談】
「僧侶の部屋」では、様々な経歴を持つ僧侶たちが、世の中によくある悩みを勝手にテーマにして座談会形式で自由に話し合います。
接客って、大変ですよね。丁寧な言葉遣いとしぐさ、迅速で臨機応変な対応、様々な要素が要求されます。今回はそんな「接客」に関する問題です。
《本日の僧侶プロフィール》
田舎好き僧侶
大自然とスローライフをこよなく愛する僧侶。将来は畑をいじって暮らしたいと夢見る。
家電僧侶
学生時代から6年間、家電量販店でアルバイトをしていた僧侶。家電業界と接客について理解がある。
サイバー僧侶
お寺生まれIT育ち。趣味が高じてIT業界に進むも、自らの使命に気づき僧侶の道に。最新機器への物欲が目下の悩み。
田:これは、どういうことなんだろう。狂暴?
家:狂暴っていうのは少しわからないですけれど、私も接客をする中でお客さんに「早くしてくれ」っていうのはよく言われましたね。あと態度がすごく横柄なお客様とかもいらしゃいましたし。
田:ああ、なるほど。お客さんとこちらの期待値が合わなくなっちゃうんだね。
家:そうですね。お客さんとしては急いでいるのに、レジに時間がかかってしまうときとかに、よく怒られていました。そういう時は確かにお客さんの期待値とこちらの実情が合ってないな、と思いました。
サ:この店員さんは熱心で誠実な人なんだと思う。ただ、何事も自分一人で向き合わなくてもいいだろうね。こんなに背負い込まなくてもいいと思う。
家:そうですね。店長とか、もっと権限のある人に繋ぐこともできると思います。
サ:悪質なクレーム問題とかもあるけれど、そういうことは上の人がしっかり対応してくれればどうにかなるしね。
田:まずは精神的な余裕を取り戻す、と。それが大事かもしれない。
――
田:そうして余裕ができたら、相手が何に対して怒っているのか、しっかりと理解していくことも大事になるだろうね。
サ:まずは心の余裕を取り戻してくれるのが優先だけれど、その先に何か学びがあるといいよね。お客様は自分を学ばせてくれる先生と思って振り返ってみるとか。
田:自分があって相手もある。相互の関係性で成り立っているものだから、相手が怒っているからには何か原因があってのことだろうし。その原因を探って、対応していくことは大切なことだと思うよ。
家:その経験のおかげで、怒ってしまう人に寄り添えるようになるとか、ほかのお店に顧客として行ったときに優しくなれるとか、そういうのがあるといいですよね。
僧侶たちの議論はまだまだ続きますが、ひとまずここまで。
以上、僧侶の部屋での座談会でした。何かのヒントになれば幸いです。
接客って、大変ですよね。丁寧な言葉遣いとしぐさ、迅速で臨機応変な対応、様々な要素が要求されます。今回はそんな「接客」に関する問題です。
今日のテーマ:バイト先のお客さんがあまりに狂暴
レジに来る「お客様」の態度が非常に悪く、嫌な思いをしている。一日に何件も対応するので真正面から向き合っては心が持たないけれど、このままにするのもどうかと思っている。
レジに来る「お客様」の態度が非常に悪く、嫌な思いをしている。一日に何件も対応するので真正面から向き合っては心が持たないけれど、このままにするのもどうかと思っている。
田舎好き僧侶
大自然とスローライフをこよなく愛する僧侶。将来は畑をいじって暮らしたいと夢見る。
家電僧侶
学生時代から6年間、家電量販店でアルバイトをしていた僧侶。家電業界と接客について理解がある。
サイバー僧侶
お寺生まれIT育ち。趣味が高じてIT業界に進むも、自らの使命に気づき僧侶の道に。最新機器への物欲が目下の悩み。
田:これは、どういうことなんだろう。狂暴?
家:狂暴っていうのは少しわからないですけれど、私も接客をする中でお客さんに「早くしてくれ」っていうのはよく言われましたね。あと態度がすごく横柄なお客様とかもいらしゃいましたし。
田:ああ、なるほど。お客さんとこちらの期待値が合わなくなっちゃうんだね。
家:そうですね。お客さんとしては急いでいるのに、レジに時間がかかってしまうときとかに、よく怒られていました。そういう時は確かにお客さんの期待値とこちらの実情が合ってないな、と思いました。
サ:この店員さんは熱心で誠実な人なんだと思う。ただ、何事も自分一人で向き合わなくてもいいだろうね。こんなに背負い込まなくてもいいと思う。
家:そうですね。店長とか、もっと権限のある人に繋ぐこともできると思います。
サ:悪質なクレーム問題とかもあるけれど、そういうことは上の人がしっかり対応してくれればどうにかなるしね。
田:まずは精神的な余裕を取り戻す、と。それが大事かもしれない。
――
田:そうして余裕ができたら、相手が何に対して怒っているのか、しっかりと理解していくことも大事になるだろうね。
サ:まずは心の余裕を取り戻してくれるのが優先だけれど、その先に何か学びがあるといいよね。お客様は自分を学ばせてくれる先生と思って振り返ってみるとか。
田:自分があって相手もある。相互の関係性で成り立っているものだから、相手が怒っているからには何か原因があってのことだろうし。その原因を探って、対応していくことは大切なことだと思うよ。
家:その経験のおかげで、怒ってしまう人に寄り添えるようになるとか、ほかのお店に顧客として行ったときに優しくなれるとか、そういうのがあるといいですよね。
僧侶たちの議論はまだまだ続きますが、ひとまずここまで。
以上、僧侶の部屋での座談会でした。何かのヒントになれば幸いです。
Author
他力本願ネット
人生100年時代の仏教ウェブメディア
「他力本願ネット」は浄土真宗本願寺派(西本願寺)が運営するウェブメティアです。 私たちの生活の悩みや関心と仏教の知恵の接点となり、豊かな生き方のヒントが見つかる場所を目指しています。
掲載日: 2020.05.29