「お給料が安い。３倍は欲しい。」

はじめてのイタリア語でのグチ！同席していた日本人上司の方が同時通訳をしてくださり、「お給料が安い」とのグチをいただきました。

このグチには隣にいらっしゃったイタリア人女性の方も強く賛同しておられました。いやはや「お金」は、万国共通の悩みなのかもしれませんね。「現状の３倍は欲しい！」と“上司を介して”、主張してくださいました（笑）。またその後は、お金についてお坊さんはどう捉えるのかと関心を寄せていただきました。（高）

お勤めをしているなら、誰もが口にしそうな愚痴です。お坊さんも、お寺という宗教法人に雇われてお給料を頂戴する勤め人なので、その気持は実に共感できます（笑）しかしながら、どこまでお給料をもらえれば満足なのでしょうね。お金はいくらでも欲しい！と思ってしまうかもしれませんが……。

「田あれば田を憂う。宅あれば宅を憂う。・・・田なければまた憂えて田あらんと欲う。 宅なければまた憂えて宅あらんと欲う」とお経にあります。もっと欲しい欲しいと思う気持ちは抑えることができないかもしれませんが、その気持ちだけに振り回されてしまうのはお金の損得よりも、もっと大切なものを失うことになるのかもしれません。（平）

2015.10/2更新

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