寺×音楽「ありがとうの意味をたずねて@大宮講堂—幻想的な空間へ—」
LIFE SONGSはお寺などの空間で「歌」「音楽」ということを通して、「いのちのあり様」をしっかりと考え、向き合っていくあたたかな企画を目指しています。
普段から「いのち」や「死」について考えたり、話す場所がない、共有する時間もない、恥ずかしくて語れない。だからこそ当企画で「いのち」について考えていきたいと思っています。
10月11日に龍谷大学瀬田キャンパス、10月13日に龍谷大学大宮キャンパスで開催させていただきました。「Thank you for…~ありがとうの意味をたずねて~」というテーマで「感謝」を題材として、歌ってもらいました。
(LIFE SONGSチームより)
大宮公演の後半は、瀬田公演にも出演された、浄土真宗本願寺派僧侶の好井正智さん。
「Thank you for “Amida Buddha(阿弥陀仏)”」
「この公演のテーマとなっている『ありがとう』という言葉はとても強い力を持っている。あなたとわたしを繋ぐ言葉が、ありがとうだと思う」と話してくださり、
中島みゆきの「糸」を歌われました。
「私たちは亡くなった方たちに、どれだけ「ありがとう」と伝えてこれたのか……。阿弥陀様という仏様のはたらきによって、亡くなった方は仏様になり、様々なご縁を通して私たちの教えとなってくださっている。そこにまた手を合わせながら、ありがとうと…言っていく」
と語り、Mr.Childrenの桜井さんが亡くなった父親を想って作られたと言われる曲
「花の匂い」
を歌ってくださいました。
大宮公演を締めくくるのは、LIFE SONGSでは初の試みとなった「清風バンド」という、ブラスバンド「清風バンド」とのコラボレーション出演でした。
「清風バンド」は6名の浄土真宗本願寺派の若手僧侶や、LIFE SONGSの過去の出演者などを交えて結成されたバンドです。
今までとは違った雰囲気の中、清風バンドは、感謝され、感謝していく、365日の毎日の日暮に思いを馳せるような、
Mr.Childrenの365日
を歌ってくださいました。講堂中にサックスフォンやピアノ、アコースティックギターの音色とともに出演者の熱く、温かな歌声が響き渡り、素晴らしいひと時となりました。
参加者の中には涙されている方もおられ、帰り際には「感動しました。ありがとう」と若い出演者に声をかけられている方も見受けられました。
──私の心のキャンドルにあかりを灯してくれているのは誰なのか
家族、友人、故郷……
そして、阿弥陀様は決して消えない光として、私にはたらき続けて下さっている。
自分を支えてくれる周りの人や、すでに命を終えた方に、感謝を奏でる。──
そんな時間になったように思います。
みなさんには、心に残る歌、音楽はありますでしょうか?
歌を聴きながら、人生に思いを馳せる時間を作ってみてもいいかもしれません。
◎過去のLIFE SONGSの公演情報はこちら
◉第2回テーマ「人生、最後に聴きたい曲」
◉第3回テーマ「一歩、前に進むための別れの曲」
◉第4回テーマ「お寺で雨宿り〜悲しみ、憂鬱と向き合う場所〜」
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