【イベントレポート】音楽で伝える、ごめんなさい。LIFE SONGSプロジェクト 第1回
2018年5月12日、京都市下京区にある、浄土真宗本願寺派の顕道会館(京都教区教務所)において、「ごめんなさい」をテーマとして音楽イベントが開催されました。約50名の参加者が集まる中、4組の出演者が「ごめんなさい」の気持ちを表した歌を歌い、思いを語るあたたかな時間が流れるひと時でした。
今回はそんなインベント当日の様子をお届けさせていただきます。
お寺で音楽ライブ?
お寺の新たな可能性を生み出したいと思い、始まった寺×音楽LIFE SONGSプロジェクトは、若手の僧侶が企画・運営をして、お寺で今までの音楽ライブとは一味違ったプロジェクトです。過去の公演では「人生最後に聴きたい曲」等をテーマに50名以上の方が参加くださいました。
お寺などの空間で歌・音楽を通して、「いのち」や「人生」をしっかりと考え、向き合っていくあたたかな企画を目指しています。 普段から「いのち」や「死」について考えたり、話す場所がない、共有する時間もない、恥ずかしくて語れない。だからこそ当企画で、「いのち」について考えていきたいと思っています。
今回は「ごめんなさい」をテーマに、出演者がテーマに沿って曲を選曲し、演奏してくれます。「ごめんなさい」という言葉はもしかしたら、「ありがとう」より言いづらいかもしれません。身近な人間関係から国際紛争まで “ごめんなさい”が言えたのならば解決できる問題は多いのではないでしょうか。
—— LIFE SONGSプロジェクト実行委員
母の日企画「今だから言える”ごめんなさい”」の会を一番始めに盛り上げられたのは、藤田知花さん。現在は一般企業にお勤めで、大学時代はアコースティックギターサークルに所属しておられました。
今はとても穏やかで明るい性格の知花さんですが、かつては親に感情的になり、ぶつかったこともあったそうです。
「だけど、そんな自分がいたからこそ、今の自分が存在し、今の自分が正しい道を進んでいると思うからこそ、親にごめんなさいを言いたい。」
1曲目はCHEESE CAKE「音のない世界のうさぎ」。2曲目はFLOWER FLOWER「きみのこと」。
故郷の兵庫県を離れ、大学では京都に暮らし、社会人になり福岡県で働き、現在は大阪で一人暮らしをしつつ働く知花さん。
「沢山の場所で今の自分にとって本当に大切な方々と出会えることができている。しかし、それは親と離れることで出会えた人たち。」
そんな当たり前のことに気づけた今だからこそ、親にありがとうとごめんなさいを今日の母の日を通して伝えたい、と語られました。
会場をゆったりと癒してくださるような、やさしい歌声で演奏くださいました!
次回は二人目の演奏者であるお坊さんをご紹介です!お楽しみに。
◎過去のLIFE SONGSの公演情報はこちら
◉第2回テーマ「人生、最後に聴きたい曲」
◉第3回テーマ「一歩、前に進むための別れの曲」
◉第4回テーマ「お寺で雨宿り〜悲しみ、憂鬱と向き合う場所〜」
◎LIFE SONGSへの出演依頼等はこちらへ
LIFE SONGSメールアドレス
lifesongs88@gmail.com
LIFE SONGS 寺×音楽 Webサイト
https://lifesongs.jimdo.com/