【イベントレポ】LOVE YOU!お寺で音楽イベント。「愛」について考えてみた。
今年度最後のLIFE SONGS公演が3月30日に京都市下京区の明覺寺にて行われました。今回のテーマはズバリ「愛」!!
まずは、龍谷大学大学院実践真宗学研究科(以下「実践」)2回生の千葉さんと柳原さんの元気いっぱいの司会からスタート。そして今回は特別に、実践3回生の原田真哉先生による恋愛講座「LOVE YOU!」が開講されました。
愛とは普遍的で難しく、時に憎しみに変わってしまうことも。愛があるから嬉しい。でも、愛があるから辛い。そんな不安定な私達のどんな状態も受け止めてくださる存在が阿弥陀様なのです。愛について、それぞれ考えながらの幕開けとなりました。
1人目のアーティストは、龍谷大学経済学部2回生でアコースティックギターのサークルに所属している、ちゃまさん。細野晴臣さんの「恋は桃色」、星野源さんの「ばらばら」、そしてなんとオリジナル曲の「理由」の3曲を優しく温かい声で歌いあげました。人でも趣味でも、「好きの理由」は非常に抽象的なもので、言葉にできない深いところにあるのではないか、ということを丁寧に言葉を選びながら話されていました。
次のアーティストは、デュオユニット「みかづき」のおふたり。こうして歌を聴きに来てくれたのもひとつの愛と、感謝の思いを胸にYUKIさんの「愛に生きて」をしっとりと歌ってくださいました。続けてエド・シーランさんの「Phtograph」、玉置浩二さんの「しあわせのランプ」を披露しました。
少し休憩を挟んだ後、若手僧侶2人による漫才師「三千大千世界」率いる実践有志による「実践新喜劇」が上演されました。このために集結した若手僧侶9名が、愛をテーマに脚本から演出まですべてを手がけました。愛と笑いの溢れた第二部の始まりです!!
今回唯一の僧侶アーティスト、建部真道さんによるピアノの弾き語りからスタート。米津玄師さんの「ViVi」、Brian the Sunの「アブソリュートゼロ」、Mr.Childrenの「名もなき詩」を真っ直ぐな歌声で披露しました。建部さんは夏目漱石の逸話を例に、ご自身が思う愛について話してくださいました。夏目漱石が英語教師をしていた頃、「I love you.」を「私はあなたを愛しています。」と訳した生徒に「日本人はそんなことは言わない。月がキレイですね、とでも訳しておきなさい。」と教えたそうです。そこから、同じ方向を見て間接的に愛を伝え、心を通わせることが大切なのではないでしょうか。
また、私達の愛は憎しみと表裏一体ですが、仏様の愛は慈悲である、ということも話されていました。
最後のアーティストは、京都のノスタルジック・ユース初期衝動型ロックバンド「ロマネ」のGt&Voの藤原カズキさん。オリジナル曲の「いいわけ」、「なにもできやしないけど」とレミオロメンの「ビールとプリン」を熱唱し、来場者の心を震わせました。
どのアーティストも、「愛は憎しみにもなり得る」という話をしている中、誰かに捧げた愛情は憎悪になることなく必ずどこかで生きると語っていたことが印象的でした。最後にご自身のバンド「ロマネ」の楽曲「ロマンス」を披露してくださいました。
本堂の一角では、ニシユキさんによる2D仏像顔出し看板
(http://nisiyukiten.com)を展示し、来場者のみならず我々スタッフも思い思いの表情で撮影大会が行われていましたよ!
今回はお寺で愛について歌って笑って考えた、とても濃い1日となりました。
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<寺×音楽 LIFE SONGSについて>
【出演依頼も受け付けています】
メールアドレス:lifesongs88@gmail.com
webサイト:lifesongs.jindo.com
facebook:寺×音楽 LIFE SONGS https://www.facebook.com/LIFESONGS88/
twitter:LIFE SONGS-いのち×音楽- @LIFESONGS8
Instagram:@lifesongs88
まずは、龍谷大学大学院実践真宗学研究科(以下「実践」)2回生の千葉さんと柳原さんの元気いっぱいの司会からスタート。そして今回は特別に、実践3回生の原田真哉先生による恋愛講座「LOVE YOU!」が開講されました。
愛とは普遍的で難しく、時に憎しみに変わってしまうことも。愛があるから嬉しい。でも、愛があるから辛い。そんな不安定な私達のどんな状態も受け止めてくださる存在が阿弥陀様なのです。愛について、それぞれ考えながらの幕開けとなりました。
1人目のアーティストは、龍谷大学経済学部2回生でアコースティックギターのサークルに所属している、ちゃまさん。細野晴臣さんの「恋は桃色」、星野源さんの「ばらばら」、そしてなんとオリジナル曲の「理由」の3曲を優しく温かい声で歌いあげました。人でも趣味でも、「好きの理由」は非常に抽象的なもので、言葉にできない深いところにあるのではないか、ということを丁寧に言葉を選びながら話されていました。
次のアーティストは、デュオユニット「みかづき」のおふたり。こうして歌を聴きに来てくれたのもひとつの愛と、感謝の思いを胸にYUKIさんの「愛に生きて」をしっとりと歌ってくださいました。続けてエド・シーランさんの「Phtograph」、玉置浩二さんの「しあわせのランプ」を披露しました。
少し休憩を挟んだ後、若手僧侶2人による漫才師「三千大千世界」率いる実践有志による「実践新喜劇」が上演されました。このために集結した若手僧侶9名が、愛をテーマに脚本から演出まですべてを手がけました。愛と笑いの溢れた第二部の始まりです!!
今回唯一の僧侶アーティスト、建部真道さんによるピアノの弾き語りからスタート。米津玄師さんの「ViVi」、Brian the Sunの「アブソリュートゼロ」、Mr.Childrenの「名もなき詩」を真っ直ぐな歌声で披露しました。建部さんは夏目漱石の逸話を例に、ご自身が思う愛について話してくださいました。夏目漱石が英語教師をしていた頃、「I love you.」を「私はあなたを愛しています。」と訳した生徒に「日本人はそんなことは言わない。月がキレイですね、とでも訳しておきなさい。」と教えたそうです。そこから、同じ方向を見て間接的に愛を伝え、心を通わせることが大切なのではないでしょうか。
また、私達の愛は憎しみと表裏一体ですが、仏様の愛は慈悲である、ということも話されていました。
最後のアーティストは、京都のノスタルジック・ユース初期衝動型ロックバンド「ロマネ」のGt&Voの藤原カズキさん。オリジナル曲の「いいわけ」、「なにもできやしないけど」とレミオロメンの「ビールとプリン」を熱唱し、来場者の心を震わせました。
どのアーティストも、「愛は憎しみにもなり得る」という話をしている中、誰かに捧げた愛情は憎悪になることなく必ずどこかで生きると語っていたことが印象的でした。最後にご自身のバンド「ロマネ」の楽曲「ロマンス」を披露してくださいました。
本堂の一角では、ニシユキさんによる2D仏像顔出し看板
(http://nisiyukiten.com)を展示し、来場者のみならず我々スタッフも思い思いの表情で撮影大会が行われていましたよ!
今回はお寺で愛について歌って笑って考えた、とても濃い1日となりました。
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