寺×音楽 LIFE SONGS プロジェクト 人生、最後に聴きたい曲 No.8
寺×音楽 LIFE SONGS プロジェクト 人生、最後に聴きたい曲 No.8
2回目のLIFE SONGS 「人生、最後に聴きたい曲」が2016年10月12日に京都・龍谷大学 深草キャンパスにおいて開催されました。 LIFE SONGSでは「人生、最後に聴きたい曲」は若手僧侶やアーティストによってお寺や宗教空間で「生」や「死」を切り口に音楽ライブを行い、出演者や参加者に「生」「死」を考えてもらう時間をつくっています。単に座って学ぶではなく、参加者もお寺などの普段とは違った空間の中で、落ち着いた雰囲気の中でまったりとした時間を過ごせてもらえたらと思っています。普段の音楽ライブとは一味違った空間・時間を提供しています。
今回、演奏してくれたのは若手僧侶が2人と学生が2組でした。
一番初めに演奏してくれたのは、「なぁ~んにも」という学生3人のグループでした。メンバーは龍谷大学文学部4回生の両角さん、経営学部4回生の中村さん、そして法学部4回生の岩室さんでした。
3人が「人生、最後に」と思って選ばれた曲は中島みゆきさんの「ファイト!」と「蒼く優しく」でした。
高校時代につらい思いをしていたときに、「ファイト!」を聴いていたそうです。生きていくことの辛さと同時に強さも感じていたと語ってくれました。
また、高校時代に出会った「蒼く優しく」という曲は、自分と音楽とを出会わせてくれた一曲とのことです。この一曲があったからこそ、今日のこの空間に立って、生や死を考える機会をもらえている、楽しい時間をここで過ごせていると思うと不思議な気持ちになる。と話してくれました。
3人のギターと歌声と少し照れくさそうに思いを語ってくれる姿が印象に残った時間でした。余談ですが、この場を作ってくれていた龍谷大学の学生スタッフさんも作業をしながら胸が熱くなって泣きそうになったと後日、話してくれました。
楽屋でも、「なぁ~んにも」の3人は歌うことより、話しながら自分の思いを語る方が100倍緊張したとも話してくれました。
2016.11/9更新