第4回 LIFE SONGS No.5 雨の日だからこそ、一緒に前を向く
「いのち」「人生」をテーマに、お寺でアコースティックギターの弾き語りライブを行う第4回LIFE SONGS(ライフソングス)「お寺で雨宿り〜悲しみ、憂鬱と向き合う場所〜」が2017年6月17日(土)に京都の浄土真宗のお寺で開催されました。13時半から、4人のアーティストたちと1組の漫才師が出演してくださいました。
LIFE SONGSはお寺や宗教空間における音楽イベントです。毎回テーマを設定して、そのテーマに合わせた選曲やトークが展開されます。今回のテーマは「お寺で雨宿り〜悲しみ、憂鬱と向き合う場所〜」ということで、雨や憂鬱な気持ちに思いをはせる時間となりました。
3人目の演奏者は、一般企業にお勤めをされている、前田弥菜実さんです。優しい歌声で会場全体をあたたかく包み込んでくださいました。
前田さんは「実は私、寝ることが大好きで、朝起こされるのが本当に嫌いなんです。それでも、朝起きないといけないので、携帯の目覚ましに曲を設定するんです。けど、毎朝毎朝まいあさ……その目覚ましに設定した曲が聞こえてくると、いつの間にかその曲がすごく嫌いになっちゃうんですよね。
でも、今から演奏する2曲だけはずっと嫌いになってないんですよね〜。(笑)
みなさんからしたら、おかしなことかと思われると思いますが、自分の中ではとても大切な曲です。(笑)」と会場をほっこりしたムードにしてくださいました。
曲目は、
水流のロック/日食なつこ
キラーチューン/東京事変
の2曲でした。
「雨の日こそ、元気を出したい、前を向きたい。そんな歌をみんなと共有したい。」と笑顔でお話しくださいました。
前向きに生きていきたい。そんなメッセージを受け取りました。前田さんの言葉を聞き、サウンド・オブ・ミュージックという映画のワンシーンを思い起こしました。その映画の中では、雷を怖がる子どもたちに、主人公の先生が一人ひとりのお気に入りのものを歌う、というシーンがあります。
雨の日だからこそ、元気を出す、前を向くことを後押ししてくれていたように思います。
そういった後押しがあって、辛いことや悲しいことに向き合っていけるのかもしれないな、と思いました。
雨といのち(人生)をいろんな方に語ってもらうと、その人の思いや、いろんないのち(人生)の捉え方があるな、といつも感じさせてもらいます。
次回はどんな方がどんな曲を歌ってくれるのでしょうか。
どうぞ、お楽しみに!
2017.7/26 更新