第4回 LIFE SONGS No.6 自分の人生を覗いてみる。
「いのち」「人生」をテーマに、お寺でアコースティックギターの弾き語りライブを行う第4回 LIFE SONGS(ライフソングス)「お寺で雨宿り〜悲しみ、憂鬱と向き合う場所〜」が2017年6月17日(土)に京都の浄土真宗のお寺で開催されました。13時半から、4人のアーティストたちと1組の漫才師が出演してくださいました。
LIFE SONGSはお寺や宗教空間における音楽イベントです。毎回テーマを設定して、そのテーマに合わせた選曲やトークが展開されます。今回のテーマは「お寺で雨宿り〜悲しみ、憂鬱と向き合う場所〜」ということで、雨や憂鬱な気持ちに思いをはせる時間となりました。
今回のLIFE SONGSの最後を飾ってくださったのは、浄土真宗本願寺派僧侶の桐原俊哉さんです。
「雨の日の太陽は見えないけれど、確かに太陽はある。雨の日でも、太陽の光に私たちは照らされているんだよ」と話してくださいました。
そんな言葉にぴったりの
星野源のSUNという曲を手拍子に合わせて明るく楽しく、歌ってくださいました。
「太陽の光も、阿弥陀様の光も、目には見えないけれど、確かに私に届いているのだなぁと感じている。」
続けて、桐原さんは
spy/Alexandrosを歌ってくださいました。
題名にもある“spy”というのは、「もう1つの人生を垣間見る、覗く」というような意味があるようです。
私たちは答えのない人生を生きているように感じることがあるかもしれないし、悲しい過去や辛い過去があるかもしれません。しかし、ずっとその状態ではないと思っています。
雨が止んで空がいつかは晴れるように、過去も必ず意味のあるものとなり、その経験が糧となり、生きていってほしい、そんなことを曲を通じて感じてもらえたら……とお話しくださいました。
雨の日に自分の人生を覗いてみる、LIFE SONGSの時間はいかがでしたでしょうか?
2017.7/31 更新