寺×音楽 LIFE SONGSプロジェクト 「Thank you for…ありがとうの意味をたずねて」
LIFE SONGSはお寺などの空間で「歌」「音楽」ということを通して、「いのちのあり様」をしっかりと考え、向き合っていくあたたかな企画を目指しています。
普段から「いのち」や「死」について考えたり、話す場所がない、共有する時間もない、恥ずかしくて語れない。だからこそ当企画で「いのち」について考えていきたいと思っています。
今回のLIFE SONGSの公演は10月11日に龍谷大学瀬田キャンパス、10月13日に龍谷大学大宮キャンパスで開催させていただきました。瀬田キャンパスでの開催で第5回となるLIFE SONGSでは、「Thank you for…~ありがとうの意味をたずねて~」というテーマで「感謝」を題材として、出演者たちに歌を歌ってもらいました。(LIFE SONGSより)
3人目の出演者は龍谷大学社会学部3回生の玉田たかひろさんでした。
玉田さんは「”Thank you for 音楽”」ということで、感謝の思いを音楽に持っておられました。
昔は勉強も運動も苦手で、友達もいなかった。そんな自分に唯一居場所を与えてくれたのが、音楽だった。
音楽を始めてから、他人に自分を認めてもらえるようになり、また他人をひとりの人として認めることができた。
音楽がなかったら、命を絶っていたかもしれない。
そんな風に、胸の内を素直に語って、歌ってくださいました。
公演後にお話をお聞きすると、人前であんなこと言ったのは初めてだったと少し照れながら話しておられる姿が印象的でした。
玉田さんは、自分を大きく変えてくれた音楽に感謝を込めて、
ギターを買ってから初めて演奏した曲など、思い入れの深い曲を2曲披露してくださいました。
空が笑ってる/plenty
最後の歌/RADWIMPS
会場からは「ブラボー」という声も上がり、玉田さんの等身大の思いと歌が会場の方へも届いたようでした。公演終了後も、玉田さんの歌を聞きにきてくれたご友人や、一般の男性の方とも楽しく話されており、最後には70代の男性の方に「頑張ってな!」と話しかけられていたのは印象的でした。
LIFE SONGSプロジェクトを通して、普段は知り合うこともない方達がつながっていき、生き生きとした交流に繋がっていく、そんな面白い企画となっているようです。
次回は瀬田公演、最後の出演者の紹介です!
2017.11/15 更新