伝統芸能同好会〜落語鑑笑①〜
伝統芸能同好会、岩本麻由美です。「第二回 桂梅團治 憧れの東西二人会~柳家喬太郎の段~」に行ってきました!
実は、先日お話しした「仏教と落語」入門の授業で桂梅團治さんの落語を聴いてから、梅團治さんのファンなのです!ということで、初めての一人落語!ドキドキ~(♡—♡)
演目は桂小梅さん「犬の目」、桂梅團治さん「切符(自作)」、柳家喬太郎さん「小言幸兵衛」、内海英華さん『女道楽』、柳家喬太郎さん「夜の慣用句(自作)」、桂梅團治さん「鴻池の犬」でした。
大好きな梅團治さんの落語が聴ける!大好きな「切符」が聴ける!と、チケットを手にしてからずっとわくわくしていました。
この「切符」という噺(はなし)は、大阪駅のみどりの窓口に現れた「酔っ払いの男」と「窓口の係員」との会話で進んでいきます。梅團治さんの酔っ払い節に大笑いです。そして、行先を忘れた酔っ払いの男のために、大阪駅から東京駅までの東海道本線全駅を読み上げていきます。手拭を時刻表に見立てて、暗記された全駅名を読み上げる。鉄道マニアの梅團治さんだからなせるわざです。圧巻です。会場全体が固唾を呑んで見守り、全駅名を読み終えると「おお~!」という声と拍手で包まれていました。
梅團治さんの芸にはもちろん、この「会場全体がひとつになった」空気に鳥肌が立ちました。
これだけで大満足!来て良かった!と油断していたところへ柳家喬太郎さん。もうね、衝撃でした(笑)完全に、『キョンキョンワールド』に引き込まれました。
喬太郎さんは、「小言幸兵衛」の時はただの幸兵衛、「夜の慣用句」の時はただの部長でした。はは。(上手く伝えられない…)喬太郎さんの落語を聴いたという感覚ではなく、幸兵衛と部長に出会ったという感覚です。実際にこういう光景を目にしたという感覚です。
どれもこれも、めちゃくちゃおもしろかった!!!!
好きな落語家さんが増えて、好きな噺が増えて、好きな「落語の世界の住人」が増えて、ますます「落語愛」に熱が入りそうです。一人落語も楽しいけれどこの気持ちを誰かと共有したい!と思えるような、そんな素敵な一夜でした(・v・)
岩本麻由美
相愛大学、2回生。伝統芸能同好会部員。伝統芸能同好会の部長である平田かつきと出会い、伝統芸能に興味をもつ。今は落語の世界にどっぷりはまり、鑑笑を続ける。将来は国語の教員を目指す。「学ぶって、楽しい!」と思えるような教育をするべく、ただいま奮闘中。