第1回ご縁ラボ
「『老い』って本当に悪いことなのだろうか」
「まちづくりは結局、人間関係づくり」
「喜びも、悲しみも含めて、心の豊かさなんじゃないか」
先日、「第1回ご縁ラボ」と称し、今社会の中で気になるテーマについて様々な立場の方と話した時にいただいた言葉です。
参加いただいたのは、行政の方、社会人の方、僧侶の方、学生の方総勢15名ほどでした。会終了後には参加者の方から、「年齢も、職業も様々で、普段なかなか話す機会のない方の話を聞けてすごく刺激を受けた。」「今までこんな風にものごとの根本を考える機会がなかった。是非続けてほしい。」と嬉しい声をいただきました。
ご縁ラボが大切にしていることは、様々な職種や年齢の方の参加のもと、普段なかなか話すことのないテーマについて話すこと。また、それによって問題解決の糸口が見つかることや、新しい活動が生まれることです。参加者内で行われる会話の中で、それぞれの情報や経験を分かち合うことにより、新しい気づきや新しい接点が生まれるかもしれません。またそれは、「気になっていたこと」への問題解決だけではなく、今まであきらめていたことや、無関心だったことへの原動力になっていく可能性もあるように思います。
今回は、参加者の皆さんと3つのテーマについて話し合いました。1つは、「わくわくする高齢化社会」。2つには、「むらづくり、まちづくり」。3つには、「心豊かな社会」でした。まず、それぞれのテーブルの真ん中にテーマを書いた模造紙を置きます。そして、それぞれ興味のあるテーマのテーブルに4人から5人で座っていただき、自由にそのテーマについて普段感じていることや思っていることを語っていただきました。
時間がきたら、1人をそのままそのテーブルへと残し、他の参加者は別のテーマのテーブルへと移っていきます。テーマについて、話している最中には、テーブルの上の模造紙に自由にメモをとっていたため、新しくテーブルに来た人も、前の人がどんな内容を話していたか確認することも出来ます。
2つめのテーブルでの話が終わった時に、参加者の方が口々に言われていたことは、「今回話した3つのテーマは表面的には全く違う様に見えて、結局根っこは一緒なんじゃないか。『わくわくする高齢化社会』も『むらづくり、まちづくり』も『心豊かな社会』も、結局、そこにコミュニケーションがあることが大切なんじゃないか」ということでした。
最後に参加者の皆さんに、この会を経て、次につなげたい言葉を記していただいて、第1回ご縁ラボを終了しました。
ご縁ラボでは、今後も、新しいテーマや、新しい参加者の方も募りながら、活動を続けていきます。そして、この中で出てきた気づきや活動も、どんどんご報告させていただければと思います。