沖島タイムズ(1000年続く島づくり)vol.20
数回にわたって、滋賀県近江八幡市沖島の魅力を写真でお伝えしてきた沖島タイムズ。今回はまちづくりならぬ、沖島の島づくりの様子を少しばかりご紹介させていただきます。
沖島の島づくりでは「1000年続く島づくり」を考えています。1000年続く島づくりとは一体、どのような在り方なのでしょう。
観光が盛んになること。漁業が盛んになること。人が島に集まること。住民の笑顔が増えること。今住んでいる人がもっとその島を好きなになること。きっと、様々なまち(島)の在り方があると思います。そんな中でも、今だけを見るのではなく、子や孫、またその先の世代まで続いていていくような在り方を考えようという島づくりです。その為に、まずは沖島の「今」や「昔」を知る為に、色々なテーマを掲げて、様々な対象を設定して様々な切り口から、島民の皆様に話していただく時間を持つこととなりました。
記念すべき第一回目は、2016年2月8日。テーマは「沖島の女性がますます笑顔(ゲラゲラ)」。お寺を会場とし、「笑顔」という切り口から沖島の魅力を、島民の皆さんと、再発見する様な場となりました。「ゲラゲラ」という言葉は、テーマを決める過程で沖島の方から出てきた言葉でした。よそいきの笑顔ではなく、いきいきとした自然体。そんなイメージを持たせるこの言葉。今回はそんな雰囲気を大切にしながら会を進めていくこととなりました。
当日は、自己紹介から始まり、その後は3つの班に分かれて、模造紙やポストイットを使用して沖島でであう「笑顔」について考えてみました。少し紹介させていただきます。
・日常でテレビを見てのゲラゲラ笑顔
・島民同士で出会ったときに挨拶をする時のはにかんだ笑顔
- 沖島の小学校での運動会やお祭りでのみんな一緒に賑わいながら、ゲラゲラ笑顔
- 野菜が採れたときの嬉しそうな笑顔
- 晴れた日に沖島から見える星空と遠くに見える列車を見た時にふとこぼれる笑顔 話の最中には「お祭りでワイワイ、ガヤガヤと坂をみんなで登っていくのが楽しい!坂でしゃぎすぎて怪我しそうになる人もいるわぁ」「雪の日の沖島もすごく綺麗なんだよ」と、島での恒例行事や沖島から見える美しい風景についてもお話してくださいました。また、「沖島の人はシャイな人が多いからねー。でも、だからこそ一度打ち解けるとすごく距離感が縮まって親しくなるのよぉ。」と、こちらがその様子を想像して、ほっこり温かくなる様なことも聞かせていただ
きました。
話の最中には「お祭りでワイワイ、ガヤガヤと坂をみんなで登っていくのが楽しい!坂でしゃぎすぎて怪我しそうになる人もいるわぁ」「雪の日の沖島もすごく綺麗なんだよ」と、島での恒例行事や沖島から見える美しい風景についてもお話してくださいました。また、「沖島の人はシャイな人が多いからねー。でも、だからこそ一度打ち解けるとすごく距離感が縮まって親しくなるのよぉ。」と、こちらがその様子を想像して、ほっこり温かくなる様なことも聞かせていただ
きました。
また、反対に「笑顔が出ないときはどんな時か?」という意見も出て、漁業をする方や子ども達が減っている寂しさも聞かせてもらいました。「笑顔」を通じて、沖島の文化や魅力は勿論、今後のことも含め、参加者の方一人ひとりが改めて、沖島について真剣に考えていらっしゃる様子でした。
沖島での恒例行事も、野菜の収穫も、沖島から見ることの出来る風景も沖島で暮らす方々にとっては、日常のことで取り立てて特別なことではないのかもしれません。しかし、それを改めて一人ひとりが話すことにより島民も方自身も、島外からお邪魔した私たちも沖島の魅力を再確認させてもらいました。
その再確認という小さなことから、一歩ずつ「1000年続く島づくり」に繋がるものを今後も、ご一緒に発掘していければと思います。
2016.4/18更新