【グチコレ】グチコレ史上初!オンラインでグチを聞いてみた。
4月現在、多くのテレビや新聞が報じている通り、日本でも新型コロナウイルスの感染が拡大しています。この感染症は、人と人とが接触することで感染が拡大することが分かっており、政府からは不要不急の外出を自粛する要請が発せられました。
これを受けて、多くのイベントや集まりが中止や延期となっている中、いつもは街頭で行っているグチコレも実施が困難に。そのような状況で、我々グチコレはいま何ができるかを話し合い、活動史上初めてとなる、インターネット上でのグチコレを試みました。その名も「グチコレオンライン」。当記事では、今回の新たな取り組みを振り返ります。
グチ多きTwitterを舞台に
オンラインでグチを聞くにあたって、どのサービスを利用しようか?FacebookやInstagramといったSNSや、YouTubeのような動画配信サービスまで、インターネット上にはたくさんのサービスがあり、その選定に悩みました。
最終的に、「やはりグチがたくさんつぶやかれているのはTwitterではないか」ということで、Twitter上で映像をライブ配信することに。(注)映像を配信しながら、リアルタイムでグチを募るという段取りです。初回配信は西本願寺の近くにある明覚寺さんをお借りしました。
(注)Twitter社が提供する配信サービス、Periscopeを利用し、Twitterと連携させて配信した
「グチコレオンライン」配信中の様子。映像はipad、音声はUSBマイクをノートパソコンに接続し、インターネット上で配信した。スタッフは出演者含めて計5人、マスクの着用、換気、アルコール消毒を徹底し、感染症の予防に努めた。
インターネットならではの課題も
記念すべき初回の配信は、4月24日の18時30分から行いました。試験的な要素もあることから、配信は20分程度と短めに。(最終的に30分まで延びましたが)
出演はグチコレ現代表の安武慶哉さんと、2018年度のグチコレ代表を務めた木本晃英さん。街頭でのグチコレと同じように、時には過去に集めたグチを振り返りつつ、雑談をしながら配信がスタート。
「配信中、グチがまったく寄せられなかったらどうしよう」という不安もありましたが、蓋を開けてみると30分で11個ものグチが寄せられ、合計の閲覧者数もおよそ90人にのぼりました。グチコレTwitterのフォロワーが100人程度であることを考えると、そこそこの記録ではないでしょうか。
寄せられたグチは「コロナで自宅待機を余儀なくされて寂しい」、「お気に入りの店員さんがお釣りを手渡ししてくれなくなった」といった、新型コロナウイルスに関連する内容が多く見られました。
最後には「グチをつぶやけてスッキリした」と視聴者からコメントも寄せられ、初回の配信は手ごたえを感じられる結果となりました。
一方で、「グチを投稿する方法が分からない」といった声もあり、オンラインで実施する難しさが浮き彫りに。特に、今回の配信ではTwitterのアカウントを持っていないとグチを投稿できず、グチコレの肝である匿名性の担保には課題が残ります。グチコレオンラインを継続する上で、
①匿名性を確保すること
②視聴者がグチを投稿しやすい仕組みにすること
の2つは特に重要です。
先が見通せないコロナ禍、再び街頭でグチコレが行える日を楽しみにしつつ、いま出来ることを模索し続けます。
Author
他力本願ネット
人生100年時代の仏教ウェブメディア
「他力本願ネット」は浄土真宗本願寺派(西本願寺)が運営するウェブメティアです。 私たちの生活の悩みや関心と仏教の知恵の接点となり、豊かな生き方のヒントが見つかる場所を目指しています。
掲載日: 2020.05.13