DeathCafe×テラ・カフェ〜「死」を語り合う〜【前半】
DeathCafe×テラ・カフェ〜「死」を語り合う〜
平成29年3月8日に京都市下京区にある一念寺様にて、浄土真宗若手僧侶グループであるワカゾー主催のDeathCafeと認定NPO法人テラ・ルネッサンス(以下、テラ・ルネッサンスと表記)主催のテラ・カフェのコラボ企画を開催しました。
—DeathCafeとは?
皆さんは「Deathcafe」という言葉をきかれたことがあるでしょうか。「Death」つまり「死」と聞くと「話しにくい」という印象を持たれるかもしれません。けれども実は、一人ひとりどこかで考えていることなのではないでしょうか。DeathCafeは、元々スイス発祥のカジュアルな雰囲気名の中「死」について語るというものです。「死」について話したい方が集い、それぞれの想いを大切にしながら気づきを深めていく、そんな場が少しでも増えればと、京都のお寺で2年ほど前から浄土真宗若手僧侶グループワカゾーが開催する様になりました。
今回は、ワカゾーのメンバーで本企画の企画者である私長嶋がこの企画が生まれた背景と当日の様子を少しレポートいたします。
実は今回一緒に企画を行ったテラ・ルネッサンスさんの「テラ」はお寺ではありません。興味のある方は是非ウェブサイト(https://www.terra-r.jp/)を覗いてみてください。テラ・ルネッサンスさんは国内外で地雷・小型武器・子ども兵・平和教育の課題に取り組んでおられ、その現場は、病気や交通事故、あるいは地雷の事故や武装勢力の襲撃によって、日本より「死」というものが身近にあります。では、そんな現場で活動している人たちは「死」をどう捉えるのか。海外の死生観を知ったうえで、いま日本で生きている私はどう死を捉えるのか、私自身とても興味を抱いたことが、今回コラボにいたった背景にあります。当日はテラ・ルネッサンスさんの海外スタッフに実施した「死」についてのインタビュー、日本における自死・自殺の現状を話題提供として、「死」について話し合いました。今回はこの企画の背景を少しご紹介をさせていただきましたが、実際、開催してみてどうだったのか…続きは、是非後半をお楽しみに!
長嶋蓮慧(僧侶・ワカゾーメンバー)
- Deathcafeとは?
元々はスイス発祥の死についてカジュアルな雰囲気で語りあうもの。現在日本でも様々な場所で開催されている。
京都では、浄土真宗の若手僧侶のグループワカゾーが2年ほど前から寺院で開催。ワカゾー主催のDeathcafeについて、詳しくは…
https://www.facebook.com/deathcafe.wakazo/?fref=ts
- テラ・ルネッサンスとは?
『地雷』『小型武器』『子ども兵』の課題解決の為に、ウガンダやカンボジアでの支援活動に加え、国内では『平和教育』の啓発活動に取り組んでおられるNPO法人です。https://www.terra-r.jp/
2017.04/05 更新