子どもに身体の仕組みをわかりやすく伝える本

かさぶたくん表紙
 
 
タイトル:かさぶたくん
さく:やぎゅうげんいちろう
出版社:福音館書店
 
 
みなさんはかさぶたの出来る仕組みについて説明できますか?私はなんとなくは分かるけど説明をするのは出来ません。
 
この本と出会うきっかけとなったのは読み聞かせをする際、本を選んでいる時に、一人の園児に

「これ読んで」
と言われたのがきっかけです。
 
私「これは難しいんじゃないかな。」
園児「これ面白そうだから読んで。」
私「分かった。読んでみようか。」
などやりとりをし、子どもたちの前で読むことになりました。
 
 
私が読み聞かせをする際、本を選ぶ時、ついつい「難しくない本」「子どもたちが飽きそうにない本」を選んでしまいがちなので、子どもたちからのリクエストは私が選ばないような本が出てきたりするので、それはとても楽しいです。
今回はリクエストされ読んでみました。
 
 
難しそうな内容だけど大丈夫かなぁ、と読んでみるとあら不思議。ところどころで子どもたちから笑いが起こるんです。
 
『かさぶたは「にく」のかたまりじゃあ。かさぶたにくだから、ぶたにくだあ!!』
 
『かさぶたはきずのうんこかもしれないぜえ。きずのうんこだあ!!』
 
『はるちゃんはなんだってうんこっていうんだからあ。』
 
 
絵本に登場する子どもたちのことばは、実際の子どもたちにも面白いので、笑いが起こるようです。
そしてただ、面白いだけではなく、しっかりとかさぶたが何故出来るのかがわかるような本です。
 
 
1対1で読んでも面白いですが、子どもたちが自分のかさぶたをちらちら見ながらも絵本の朗読を聴いてくれる姿はなんとも可愛らしいです。
 
ちらちらとかさぶたを見ていた子がかさぶたをはがそうとすると、周りから「はがしちゃ、いけんよ。」と注意がとぶ光景も、またこの本ならではかなぁと思います。
 
 


本に向かい、自分の身体に向き合う子どもたち。そしてかさぶたが出来る仕組みを分かっているようで分かっておらず、今一度かさぶたの仕組みを学ぶ大人。
 
 
また、大人が子どものことを思い「難しいかも」と感じてしまうことも、子どもたちにとっては興味・関心があり読みたい本なのかもしれない。子どもたちの声に関心をよせ、自分の中で勝手に理由をつくらず、読む絵本を選んでいこうと思わせてくれた本です。
 
 



双葉保育所 職員 朋澤融智
 

 


 

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掲載日: 2019.11.19