【イベントレポ】若手僧侶が歌う!歌を通して仏教のお話を聞く。

歌う僧侶3人
 
吹く風が心地良く感じられるようになった10月19日。大阪市は住之江にある宝林寺にて、LIFE SONGSの公演が行われました。
この日は報恩講のお勤めがあり、我々も音楽法要に参加して一緒にお参りさせていただきました。
 
 
お勤めとご法話の後、いよいよ公演が始まりました!!
 
住職の話
 
まずは、ご住職がLIFE SONGSの紹介をしてくださいました。なんとご住職、昨年に龍谷大学大学院実践真宗学研究科(以下、実践)を卒業した奥田さん、原田さんと共に机を並べた仲だそうで⋯⋯。本当に嬉しそうに紹介してくださいました!
 
ご住職による紹介の直後に、奥田さん、柳原さん(実践3回生)のギター、小野さん(実践2回生)のカホンのバンド体制で「Hello Especially」(スキマスイッチ)を披露しました。アップテンポな曲調に合わせて皆さんで手拍子をしてくださり、ライブ感溢れる会場に早変わり。
 
MC原田
 
続いて、原田さんによるMCで改めて我々LIFE SONGSプロジェクトについて説明し、次の楽曲の紹介をしました。それは、「しあわせ運べるように」(臼井 真)。この曲は、阪神淡路大震災のときに神戸の音楽の先生が作曲されたもので、復興の願いが込められた力強い曲です。
 
東日本大震災の被災地を訪問した際にも披露した曲であるため、奥田さん、原田さん、そして、ご住職にも強い思い入れがあるそうです。東北で抱いた新しい希望を胸に披露しました。

 
 
続いては、奥田さんによるソロで「青春の影」(チューリップ)。今年の夏にお姉さんがご結婚されたそうで(おめでとうございます!!)、札幌別院での結婚式で幸せそうなお二人を見ていた奥田さんの頭にふと流れた曲でした。
 
「ただの男/ただの女」である自分だから愛してくれる存在があるのではないでしょうか。それは、家で待っていてくれる家族であったり、隣にいる人であったり、本堂の中央にいらっしゃる阿弥陀様であったり⋯⋯。「ただの私」を丸ごと包み込んでくださるありがたい存在に気付かされました。
 
歌う柳原
 
次は、1990年に公開された、映画「ドラえもん」の主題歌である「天までとどけ」(武田鉄矢)を柳原さんが披露しました。この楽曲は人間の本質を突いた歌詞が綴られています。誰しも壁にぶつかることはあると思いますが、そんなときはあれこれと過去を悔やんでしまいがちです。
 
しかしそれは物事を都合良く捉えたからであり、その苦悩はその身勝手な考え方から生じているのです。そんなことを懲りずに何度も繰り返す私達を心配してくださるのが阿弥陀様なのです。私の苦しみ、悲しみを背負ってくださる阿弥陀様に抱かれている命に気付き、安心できるのです。

 
 
次は「糸」(中島みゆき)。バンド体制での披露です。この楽曲のテーマは「支え合い巡り合う」ではないでしょうか。しかし我々は、それを忘れてしまう自分勝手な存在です。横糸を私達だとします。ですが、横糸ばかりでは布にはなりませんね。横糸に縦糸が貫くことで、初めて交わり、布になるのです。その縦糸こそが阿弥陀様なのです。
 
阿弥陀様は私達すべての命を支えてくださっています。そのことに気付かされたとき、自分は横糸ではなく、たくさんの横糸に支えられ、縦糸に包まれたことによってできた1枚の布であったことを知るのです。

 
歌う奥田
 
 
最後の楽曲は、「上を向いて歩こう」(坂本九)です。これは、ハワイでも披露したという思い出の曲。一見寂しい歌詞のように感じます。しかし奥田さんは、この歌詞にホッとすると言います。それは、「ひとりぼっちなのは自分だけじゃない」と感じられ、愛おしく思うからなのだとか。
 
無量寿経という経典の中には、「私たちはこの世界にたった1人で生まれて、たった1人で死んでいく」ということを説いている箇所があります。私たちは、一人ひとり誰とも交換できません。それでも、1人にはさせない、と大きなお慈悲で包み込んでくださる阿弥陀様がいらっしゃるのです。

そのようなお話を聴いた後に、会場の皆様と一体になって歌いました。
 
 
以上で公演は終了。となるところでしたが、なんと客席からアンコールの声が..….!本当にありがたいことです。出演者皆で相談した結果、これまた会場の皆様と一緒に恩徳讃を歌いました。
 
 
LIFE SONGSは、人生を考えるプロジェクトです。私たちは、毎日どんな命を生かされているのか。当たり前になってしまっていて、このような機会がないと考えもしないことです。繋がり合って生きているこの命を阿弥陀様は「大丈夫。私に任せなさい。」と包み込んでくださっています。
 
今回もまた、貴重なご縁をいただきました。
 
本堂の様子
 
2019.10.19 公演レポート
 
龍谷大学実践真宗学研究科 2回生 梯妙花
 
 
Photo gallery
 

MC原田 歌う奥田 歌う柳原
住職の話 歌う僧侶3人 本堂の様子

 
Writer’s profile
 

 

梯 妙花(かけはし たえか) 1995年、大阪生まれ。龍谷大学大学院実践真宗学研究科2回生。臨床宗教師を目指して日々奮闘中。集中すると周りが見えなくなるという厄介な一面がある。

 
<寺×音楽 LIFE SONGSについて>
 
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