【出張グチコレ】愚痴聞いちゃいました #80 @「東日本⇔京都交流・相談会~知りたい、聞きたい、考えたい、これからのこと。~」その1
≪本日のグチコレクション≫
――13時00分開始――
◆50代女性1名
「アルバイトの子が辞めた。ちゃんと引き継ぎをしてからにしてほしい」
→せめて代わりの子を紹介してくれれば、とのこと。新しい人を探すのも大変なのですね。
◆80代女性1名
「帰りたい。けれど帰れるところがない」
→被災された方から。涙ぐまれながらの言葉を前に、ただ聞かせていただくことしかできませんでした。
「せめて家財を整理したいけれどお金も時間もない。早く身軽になりたいのに」
「3年前のあの日から何も進んでいない」
「自分が死んだら娘がどうなるのか、心配」
→年金でお二人暮らしなのだそうです。死ぬな、と言われても死なないわけにはいきませんし、心配ですね。
「安心したい。いつも心配で頭がいっぱい」
→安心できる時間がない、というのはきっとおつらいことでしょう。
「同じ地域からの避難者は数が少なくてさみしい」
「団地の外に、居場所がない」
→同じ故郷を想える方が少ない、というのはさみしいですよね。
――16時00分終了――
≪グチコレクター日誌≫
【藤原】
第八十回のグチコレ活動。京都府避難者支援プラットフォーム主催の「東日本⇔京都交流・相談会」にグチコレが参加させていただきました。イベントでは避難者、避難者を支援する方が多く集まり、両方のグチを聴かせていただきました。避難者の方からはテレビの報道では知ることのできない被災者の現実を、支援する方からはなぜ支援するに至ったのかを自らの人生とあわせて聴かせていただき、とても貴重な体験をさせていただきました。「グチってスッキリしたわ」「人には話しにくかった」とおっしゃられた時にはグチコレの存在価値を再認識させていただく機会となりました。今後もあらゆるとこでグチを聴いていきたいと思います。
【ミズキ】
被災者の方々のグチを聞くという、難しくも勉強になる活動でした。関東方面から避難して来てらっしゃる方のお話を聞かせていただきましたが、避難先でのことなどとても濃い内容でテレビでは絶対に聞けないようなグチでした。震災から三年が経過しましたが、被災地とそうでない所との温度差があるなと感じました。