海外の地で Namo Amida Butsu を伝える僧侶たち|浄土真宗本願寺派 開教使 募集

 

移民と開教の壮絶な歴史

 
明治元年に始まる日本からハワイへの移民、低賃金や劣悪な環境下での労働、差別、異国の地での想像に絶する大変なご苦労。ここに浄土真宗本願寺派の開教の始まりが重なります。生老病死という人生の真理に遭遇され、赤ちゃんや兄弟など愛する者との別れ、生きていることで直面する多様な苦悩。そこには人間だからこそ抱える、いのちの苦しみがありました。
 

【Puna District Interfaith Memorial Day:今年で75年目を迎えるプナ地区のメモリアルデー】

 
そしてその海外に生きる人々の喜びと苦悩に宿る、南無阿弥陀仏という智慧と慈悲の仏様の願いがありました。それは、どんなことがあってもどんなあなたになってもどこにいても、必ず救い、すべての人を苦しみから安らかなるいのちに導くという願いです。
 

【お盆:地域の人が参加し楽しみにしている盆ダンス】

 

世界は仏教を待っている!国際的課題と開教使の使命

 
開教とは、阿弥陀様のすべての人を救う、という願いが海外の地で伝わるように、人々の心に、その土地に教えを開いていくことです。浄土真宗本願寺派の海外組織から成り立つJodo Shinshu International Officeのスローガンは、「世界が仏法と親鸞聖人を待っている」です。浄土真宗を開かれた親鸞聖人は、南無阿弥陀仏の慈悲にあたたかく包まれるよろこびと、智慧によって育まれるまことのいのちのあり方を私に教えてくださいました。宗教的真実である阿弥陀様の願いを、人種や文化を超えて共有し、社会や地域に仏教を広めていくやりがいと使命があります。
 

【リフレッシュメント:サンデーサービス後に、軽食を通しての語らいのひと時】

 
昨今では、人種差別、性に関するLGBTQ+、SDGs、など社会的国際的な課題への取り組みもあります。開教使は、仏様の願いと共に生きるよろこびを多くの方と味わうことができます。この仏様の願いを待ってる方がいらっしゃいます。あなたと一緒にお念仏を称えたい方がいます。共に、海外の地で遇える日を楽しみにしています。Namo Amida Butsu
 

2022(令和4)年度 海外開教使研修生 募集要項はこちら


 

   

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掲載日: 2022.03.01

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