寺×音楽 昨日と明日を見つめ、今日を生きる、ということ
2018年10月6日、京都市下京区にある、浄土真宗本願寺派の明覺寺で「昨日にサヨナラ、明日にヨロシク」をテーマとして音楽イベントが開催されました。
今回は、お酒やソフトドリンクを飲みながら、音楽聴いて、語りあってもらうライフソングス 公演で初の試みもあり、約40名の参加者が集まる中、4組の出演者が、それぞれの「悲しみ」や「希望」の気持ちを歌で歌い、活気と、あたたかさが流れるひと時でした。
今回はそんなイベント当日の様子をお届けさせていただきます。
平成という時代が終わろうとしています。そこで、多くの日本人が思い出作りに励んでいます。しかし、平成という時代は、日本という国が決めた一つの時代区分にしかすぎません。平成最後の春や夏、秋、冬でなくても、大切な時間は沢山あったように思います。
同じように、昨日、今日、明日と私たちは日付という基準で区切ってしまいますが、本来は一つの繋がった時間軸です。
そこで、この度は、国や人間が都合よく区切った基準にとらわれずに、昨日と明日、過去と未来を、見つめなおしていこうという思いがテーマに含まれています。
トップバッターで盛り上げてくれたのは好井正智さんです。浄土真宗本願寺派僧侶であり、過去の公演から6回目の最多出演。今回は、Mr.Children「1999年、 夏、 沖縄」を歌ってくれました。
歌を聴きながら、自分の頑張ったことを思い出し、社会に出て、ビールや焼酎、ワインなどなど様々なものを飲んできたと思いますが、必死に頑張った後のお酒は、また特別感の違いを味わわせていただきました。
また、過去や未来の話の中で、阿弥陀如来は、命あるもの分けへだてずに「今」となって、1人1人を救っくださるという仏教での視点も、お話くださいました。
2人目のアーティストは、おおにしめるさん。
龍谷大学文学部4回生。アコースティックギターサークル元幹部。歌ってくれたのは、ハナレグミ「家族の風景」です。
まろやかな雰囲気の中、昨日と今日、今日と明日を繋ぐのは人との繋がりが必然でもあり、その関係性の人と人とを繋げてくれる1つに、「お酒」が入るのではないかと語ってくれました。
「家族の風景」では、次のように語ってくれました。「「希望」とはなにか。明確にはわからないと思っているのですが、わたしにとって希望は、当たり前だと思っていることが今日も続いたことです。」と。歌詞のなかでも、家族の風景の当たり前もあり、それぞれの当たり前があり、この当たり前のことは無くなってからしか気づけないと、当たり前の大切さを伝えてくれました。
歴代のライブソングのイベントの中でも、活気があふれ、ご来場してくれた方、スタッフ、アーティストと親近感に、あふれた雰囲気でした。
次回も、お楽しみに!
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LIFE SONGS スタッフ 千葉