民生委員に向いている人は「きりかえのはやい人」?|民生委員・「みなカフェ」活動ー北海道千正寺

 

民生委員に向いているのは「きりかえのはやい人?

 
ーーどういう方が民生委員には向いていると思われますか?
 
高塚:住職や坊守など、お寺での役割とは関係なく、その人の性格で向いているかどうかが決まると思います。向いているのは「きりかえ上手」ではないでしょうか?
 
ーー「切り替え上手」ですか。そのお心は?
 
高塚:良い意味で、さらっと愚痴などを聞き流して忘れてあげられる方が向いているということです。悩みを話す側も、さっぱりしている方が色々と言いやすいのではないでしょうか。
 
特定の人や問題をずっと引きずってしまうとその後の活動に支障をきたします。なので、適度にきりかえ、活動する方が適任ではないかと私は思いますね。
地域の方々の生活に関わりながら、同時にお寺の事もすることになるので、ある程度肩の力を抜いていかないと自分自身の生活がしんどくなってしまうのではないでしょうか。
 
また、あまり親身になりすぎると、買い物の付き添いなど、民生委員を無償の生活サービスだと誤解される方もいらっしゃいます。私の場合、明らかに民生委員の役割ではないことを頼まれたときには、行政機関にお繋ぎするようにしています。
 
ーー行政機関との連携もされるのですね。
 
高塚:そうですね。地域包括支援センターとも連携を行っており、お寺で「みなかふぇ」という催しも行っています。
 

「みんなの居場所・みなカフェ」活動について

 

「みんなの居場所・みなカフェ」の様子(画像提供:高塚さん)

 
ーー「みなカフェ」ですか。それはどういったご活動でしょうか?
 
高塚:「みなカフェ」とは、地域包括支援センターの方々がお寺を会場にして、折り紙や工作や体操、AED講習会といった生活に役立つことを地域の高齢者へ提供する場です。2021年末より月に1度のペースで開催しています。お寺としては場所をお貸ししているのみで、主催・運営はすべて地域包括支援センターにお任せしています。
 
ーー「みなカフェ」のきっかけを詳しく教えてください。
 
高塚:民政委員の活動で、千歳市の地域包括支援センターと連携したことが始まりなんです。
地域包括支援センターとは、お年寄りの要介護認定や支援機関の紹介といった業務を担う行政機関です。
ある時、独居の方のお宅へ訪問する際、支援センターの方と2人で行ったことがあるのですが、そのときの待ち合わせ場所が千正寺だったんです。
 
そして、地域包括支援センターでは地域の高齢者を対象に、手芸や体操といった催しも行っておられました。ですが、新型コロナウイルス感染症の影響で開催場所がなくなってしまったんです。そこで、お寺を活用できないかとご相談いただいたんです。
 
地域の公民館等は緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発令されていると利用できないルールになっていますが、お寺であればそうした部分も柔軟に対応できますし、広い場所でなおかつバリアフリーにもなっています。そうした事情があり、お寺に白羽の矢が立ったんです。
 

「みなカフェ」を実施して得られた気付きとは

   

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掲載日: 2022.07.28

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