エンディングアート展01

みなさんは「死」と聞いてどの様なイメージをもたれるでしょうか。2015年1月、2日にわたって京都の明覺寺で開催された「死」をテーマとしたエンディングアート展。2日間で111名の来場者を記録しました。当日は「死」をテーマとした作品、納棺体験ができる棺桶が本堂に展示され来場者は思い思いの時間を過ごされたようでした。
 
エンディングアート展01画像①
 
主催は龍谷大学実践真宗学研究科に通う吉井直道さん。吉井さんはエンディングアート展を振り返りこう語ってくれました。
 
「現代では『死の話題をタブー視』し、目をそらして生活を送ることが日常となっているように思います。本展覧会では、日常触れがたい『死』をテーマとし、芸術を通して、今一度『死』を見つめ直してもらう機会になればと思い開催しました。アート展を振り返って、驚いたことは、多くの来場者の方々が、亡くなったお連れ合いのお話や、自分の死について積極的に語ってくださったことです。また、『若いお坊さんがこんなことをやってくれて嬉しい』とのお言葉もいただきました。『お寺』という場所で、『アート』を通じて『死』を考えるということは思った以上大きな相乗効果が生まれる様、確信しました。」
 
報道の方からの質問に受け答えする吉井さん。
 
エンディングアート展01画像②
 
お寺を会場としたエンディングアート展。次回からは当日ディスプレイされた作品をご紹介させていただきたいと思います。
 
   

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掲載日: 2015.05.01

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