被災地の声「なんて声をかけていいのかわからない」

 (70代女性)

隣の部屋に住む男性は、家族を4人も津波で流されたのだという。

「とにかく気の毒でね」

そのことを思うと、男性に、なんて声をかけていいのか分からないのだとも。

この女性もまた、ご主人を津波で流されている。

料理を作る相手がいなくなって、

「もうご飯は食べても食べなくてもいいかなって思うこともあるの」

痩せた手のひらを見せながら、そう零された。

寂しい気持ち、悲しい気持ちを、誰とも比べなくてもいい場所がもっとあってもいいのではないだろうか。

(安部智海)

 

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掲載日: 2014.04.14