【イベントレポート】音楽で伝える、ごめんなさい。LIFE SONGSプロジェクト 第4回


2018年5月12日に京都市下京区にある、浄土真宗本願寺派の顕道会館(京都教区教務所)において、「ごめんなさい」をテーマとして音楽イベントが開催されました。約50名の参加者が集まる中、4組の出演者が「ごめんなさい」の気持ちを表した歌を歌い、思いを語るあたたかな時間が流れるひと時でした。

 


インベント当日の様子を、全4回に分けてお届けさせていただいている最終回。

 
 

ライフソングス4-1

 
 


LIFE SONGSプロジェクト「母の日企画 今だから言える”ごめんなさい”」。

 


アーティストの演奏後は、「ごめんなさい」の想いをハガキに書き込むワークショップや、出演者とのクロストークを通じて、「自分の名前の由来」や「純粋な思いやりとはどういうものか…」と、いのちや人生について深く考えていく時間となっていました。両親からかけられた願いや想いを若手ならではの目線で語ってくださいました。

 


最後には会場の皆さんと、Surperfly「愛をこめて花束を」を歌われました!

 
 

ライフソングス4-2

 
 


司会である、龍谷大学大学院 実践真宗学の柳原さんは、「今回の公演は、”ごめんなさい”を伝えていきましょうという公演ではなく、むしろ、”ごめんなさい”が言えない、気づかない、忘れてしまう自分に気づかされていくことを大切にした公演になりました」と締めくくりました!

 


「ごめんなさい」といテーマでしたが、「感謝」ということまで多くの出演者が語られていたことが印象的でした。「ありがとう」は、一般的に感謝の言葉として使われていますが、もともと仏教の「有り難い」からきています。仏教のお話で盲亀浮木(もうきふぼく)のたとえというものがあります。

 


ある時、お釈迦さまが、お弟子の阿難(あなん)さんに「人間に生まれたことをどのように思っていますか?」と尋ねた。「大変、喜んでおります」と阿難さんが答えると、お釈迦さまは、こんなことを言われました。「果てしなく広がる海の底に、目の見えない亀がいる。その盲亀が、百年に一度、海面に顔を出す。そして、その広い海には、一本の丸太ん棒が浮いている。その丸太ん棒の真ん中には小さな穴があいている。その丸太ん棒は、西へ東へ、南へ北へと大きく広がる大海原を漂っている。その大海原で百年に一度、浮かび上がるこの亀が、浮かび上がった拍子に丸太ん棒の穴に、ひょいと頭を入れることがあると思うか」と。

 


阿難さんは驚いて「お釈迦さま、そんなことは、とても考えられません」と答えると、お釈迦さまは「絶対にないと言い切れるのか」と聞きかえされる。「頭がもしかしたら入れることがあるかもしれませんが、無いと言ってもよいくらい難しいことです」とさらに答えると、「しかし阿難よ、私たちが人間に生まれることは、この亀が、丸太ん棒の穴に首を入れることが有るよりも、難しいことなんだ。有り難いことなんだよ」と、釈迦は伝えておられます。


「有り難い」の豆知識はこちら ⇨ http://tarikihongwan.net/term/729.html

 


有ることが難しい。それが崩れてありがとうとなっていきました。ありがとうは、この私の存在から有ることが難しかった。当たり前のことではなく、多くの縁によってここに存在することに感謝する。それがありがとうなのかもしれません。

 
 

ライフソングス4-3

 
 
 


◎過去のLIFE SONGSの公演情報はこちら
◉第2回テーマ「人生、最後に聴きたい曲」
◉第3回テーマ「一歩、前に進むための別れの曲」
◉第4回テーマ「お寺で雨宿り〜悲しみ、憂鬱と向き合う場所〜」

 


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