【老後の悩み】母と突然同居することとなったが、息が詰まりそう。
人生に「老苦」はつきもの。老いと上手に向き合い、前向きに暮らしていきたいものです。今回は、老後のさまざまな悩み相談を受け付ける「京都府高齢者情報相談センター※」の相談事例をご紹介します。
相談内容
60代の女性からの相談。
80代の母親と突然同居をすることになった。子どもの頃は家庭の事情の為、祖父母の家で育てられ、母と一緒に暮らしたことが無かったのだが、母が独りで住んでいたアパートが取り壊されることになり、仕方なく同居を始めた。毎日毎日顔を合わせていると窮屈で息が詰まりそう。どうしたらいいか。
回答
お母さんも相談者も長年独居暮らしをしていたということは、誰に気を遣う訳でもなく、気ままに暮らしてこられたのだと推測されます。その2人が四六時中、顔を合わせて暮らすという事はお互いに窮屈だと感じるところがあっても不思議ではありません。お母さんが介護保険のサービスを使える状態であればデイサービス等に日中出かけてもらい、その間息抜きができますが、今回のケースは自立されていてとてもお元気なので、娘である相談者が外出する機会を作るしか方法はありません。お話をお聞きすると、就労意欲があるようでしたので仕事に出ることをお勧めしました。
2016年7月号掲載
※相談内容及び回答に基づいて行動に移される際には、最新の情報をお確かめください。
相談事例引用元はこちら
Author
他力本願ネット
人生100年時代の仏教ウェブメディア
「他力本願ネット」は浄土真宗本願寺派(西本願寺)が運営するウェブメティアです。 私たちの生活の悩みや関心と仏教の知恵の接点となり、豊かな生き方のヒントが見つかる場所を目指しています。
掲載日: 2021.11.13