【老後の悩み】祖母の介護をしているが、自分の将来のことを考えると介護をせずに働きたい。
人生に「老苦」はつきもの。老いと上手に向き合い、前向きに暮らしていきたいものです。今回は、老後のさまざまな悩み相談を受け付ける「京都府高齢者情報相談センター※」の相談事例をご紹介します。
相談内容
30代の女性からの相談。
90代の祖母の介護をしている。自分と母と祖母の三人暮らしだったが、母が亡くなり孫の私が介護をしなければならなくなった。姉が一人いるが、他県に嫁いでいて乳児を抱えている為、無理は言えない。祖母はデイサービスに週3回通ってはいるが、それ以外の日の介護をしなければならないのでアルバイトとしてしか働けない状態が続いている。でも、自分の将来を考えるとフルタイムで働きたい。どうしたらいいだろうか。
回答
ケアマネージャーさんとよく相談をして、介護保険の限度額いっぱいまで在宅サービスを利用し、足らない部分を生協の助け合いの会や、シルバー人材センター等のような民間の家事援助サービスを利用されてはどうかと助言させていただきました。
やはり、介護の為に仕事に就けないのでは自分の将来が不安ですよね。まだ30代の方ですから、ご自身が望まれているように、まずは自分の生活を整える事を優先すべきです。一人で抱えこまず、周りの人たちに頼れるところは頼って、何とか乗り切って行きましょう。
2016年5月号掲載
※相談内容及び回答に基づいて行動に移される際には、最新の情報をお確かめください。
相談事例引用元はこちら
Author
他力本願ネット
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掲載日: 2021.12.16