【老後の悩み】父母二人で入居できるような施設はあるか。
人生に「老苦」はつきもの。老いと上手に向き合い、前向きに暮らしていきたいものです。今回は、老後のさまざまな悩み相談を受け付ける「京都府高齢者情報相談センター※」の相談事例をご紹介します。
相談内容
60代の息子さんからの相談です。
93歳の父と89歳の母の二人暮らしだったが、父のほうが食欲が無くなり3か月間の予定で老人保健施設に入所した。ところが、今度は母が自宅で転倒して大腿骨を骨折して急きょ入院となってしまった。いずれは父も母も自宅に戻る予定だが、父母二人で暮らすには不安なので、二人で入居できるような施設はないだろうか。
回答
お父さんは認知症の症状は無く要介護3、お母さんは入院前は要支援2でしたが、今回の入院で介護度はもう少し重くなるかもしれません。しかし、お二人とも身の回りの事はご自身で出来るようですので、夫婦入居が可能なサービス付き高齢者向け住宅をいくつか紹介しました。
後日連絡があり、「夫婦二人で入居できるサービス付き高齢者向け住宅がみつかりました」とのことでした。施設に入所できれば、見守りが付いていますので息子さんにとっては安心です。お母さんにとっては買い物に行って食事の支度をしなければならない状況から解放されるのはとてもありがたい事ですね。
2015年9月号掲載
※相談内容及び回答に基づいて行動に移される際には、最新の情報をお確かめください。
相談事例引用元はこちら
Author
他力本願ネット
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掲載日: 2022.02.06