喜びや悲しみは生きている証拠【釈尊のことば】


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2022年8月4日
記事作成:他力本願ネット

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喜びや悲しみは生きている証拠

(写真:AC)

 

釈尊の言葉㉙ーー本願寺派総合研究所所長 丘山 願海
(『本願寺新報』 2016年(平成28年)2月10日(水)号より)

 

心は、きわめて見がたく、きわめて微妙であり、欲するがままにおもむく。英知ある人は心を守れかし。心を守ったならば、安楽をもたらす。  (ダンマパダ36偈)

 
心って何なのでしょうか、皆さんはどう思われますか? 心って、どんな形をしているのでしょう?心ってどこにあるのでしょう? 心臓にあるのかな、それとも頭の中にあるのでしょうか? それとも、全身で喜んだり悲しんだりするから、体中に広がっているとか? 世界のどのような文化や民族にも、「こころ」に相当する言葉があるのでしょう。でも、きっとだれもが肉眼で自分や他人の心を見たことはないはずです。心っていったいあるのでしょうか?
 
私たちは、日々悲しんだり、喜んだり、感動したりしていて、それは全部、心があるからだと思っていますね。確かに、心はある! だけれど、その心って手や足のように形があるものではなく、悲しんだり、喜んだり、何かを欲しがったり、そういう感覚的で感情的な「働きそのもの」を、心っていう言葉で代表させているのではないでしょうか? 心って、喜怒哀楽などの「働きそのもの」なんだ、だから上手に制御できないのでしょう。
 
喜びとか悲しみって、生きている証拠みたいなものですね。だから、とっても大切なもの。ですから、この『ダンマパダ』のいちばん初めにも「ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される」とあるほどです。すべての根源が心のようです。そんな大切な心なのに、私たちはその心に振り回されて生きているともいえます。阿弥陀さまのはたらきに導かれながら、世間的な価値に振り回されることなく、心豊かに生きていきたいですね。
 

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掲載日: 2022.08.04