葛藤[かっとう]の意味とは?【くらしの仏教語豆事典】


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2012年12月17日
記事作成:他力本願ネット

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葛藤[かっとう]…どちらも譲らず絡まりあう

 

「心の葛藤」といえば、

 

心理学の用語として有名です。

心の中に、それぞれ違った方向あるいは相反する
方向の力があって、その選択に迷う状況をいいます。

 

これが問題なのは、現代社会の中で増大しているいろいろな
形の神経症や異常な性格形成の素因と考えられるからだそうです。
葛藤は「かずら」と「ふじ」です。

ともにつる草で、絡まり合ったり、まとわりついたりするので、
一般には、悶着(もんちゃく)・相克(そうこく)・抗争の意味に使われ、

欲求の心中での対立という

心理学の用語となりました。

 

仏教では、このつる草が樹にまとわりついて、

ついには樹を枯死させてしまうように、

人が愛欲に堕(だ)すると、自滅してしまうと教え、

愛欲煩悩を「葛藤」にたとえています。

(『出曜経(しゅつようきょう)』

 

禅では、文字・言句のみにとらわれることに

たとえられています。

そして、このように絡み合っているところを、
一挙に断ち切る一句を「葛藤断句」といいます。

 

 

 

「くらしの仏教語豆事典」より転載
(ホームページ用に体裁、ふりがな等を調整しております)
 
     

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掲載日: 2012.12.17