講座を通して、老後も安心できるご縁を|終活講座―福岡県信行寺<前編>

 

終活講座を通して、信頼できるネットワークを

 
終活講座の告知の様子

終活講座の告知の様子(画像提供:神崎さん)

 
――ご活動の中で工夫をされていることはありますか?
 
神崎:企画の段階から門信徒の方々にも参加していただいていることでしょうか。信行寺には「よりてらかい」という集まりがあります。そのメンバーには打ち合わせの段階から来ていただき、関心事を伺いながら講師の選定を行っています。一緒に話し合いながら場を作っていくところが、終活講座の特徴でもありますね。
また、告知もはがきのような紙媒体だけでなく、SNS等のインターネットも活用して、できるだけ多くの方に情報が行き渡るよう工夫をしています。
 
――活動を通してどのような気付きがありましたか?
 
神崎:改めて、お寺の役割が明確になりました。ただ単に終活の事務的な面を伝えるのではなく、死生観も養うことができるのはお寺ならではだと思います。
豊かな死生観があれば、ただ死別を悲しむだけに終わらず、自分が生きる意味や、仏さまや他者とのつながりを味わう大きなご縁となるのではないでしょうか。
 
また、専門家の連絡先や情報を共有する仕組みの重要性にも気付きました。終活講座を通して、信頼できる専門家とのネットワークを構築できれば、誰かが困ったときに、お寺が心強い味方となれるのではないでしょうか。近隣の寺院と共有しておけば、多くの人の役に立てると思います。
 
――ご活動の中で課題はありますか?
 
神崎:課題の一つとして、催しのタイトルが挙げられます。「終活講座」ではどうしても死を連想してしまうんですよね。わかりやすいタイトルではありますが、同時にさみしさも感じてしまいます。イベント内容の伝え方も含め、どういった見せ方をしていくかが課題ですね。
 
――最後に、今後の展望をお願いします。
 
神崎:今後は、新型コロナウイルス感染症のまん延状況次第ではありますが、頃合いを見てこの終活講座を再開したいと考えています。その際に、引き続き門信徒の方々の意見をお伺いし、参加される方々の関心事や、求められているテーマは何かを考えながら企画を進めていきたいと思っています。
 

インタビューは中編へと続きます。中編では、引き続き信行寺の神崎さんに「大人のための寺子屋」についてご紹介いただきます。
 
<インタビューの続きを読む>
仏教体験を通して、若い世代にも身近なお寺へ|「大人のための寺子屋」―福岡県信行寺<中編>
   

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掲載日: 2022.02.24