どんな人が私のご先祖様だったのだろう?いのちのつながりを感じさせてくれる絵本

おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん
 
『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』
作・絵  長谷川義史
出版社  BL出版
 
 
「ねえ、おじいちゃん。
 
おじいちゃんのおじいちゃんは、どんなひと?」
 
5歳の男の子の素朴な疑問から、時代がどんどんさかのぼります。おじいちゃんからおじいちゃんへ、そのまたおじいちゃんへとご先祖様をたどっていくお話です。
 
時代をさかのぼっていくたびにおじいちゃんの服装や雰囲気が変わり、細かい背景も見ていて面白いです。様々な時代、歴史があったのだということが伝わってきます。
 
そして、自分のご先祖様に思いを巡らせていろんな想像が膨らみわくわくさせられることでしょう。
 
どんどん時代をさかのぼっていくにつれて、「ひい」が増え続け、「ひいひいひいひい・・・」と繰り返しのリズムが楽しく、最後には人間が猿だった頃の時代までさかのぼり子どもたちは大爆笑間違いなしです。
 
面白い!楽しい!と感じながら、いのちのつながりの不思議さに気づかせてもらえる絵本です。
 
江戸時代、平安時代、縄文時代など各時代に自分のご先祖様が必ずいて、その時代に暮らして結婚して、子どもが生まれて、戦争や災害などいろんなことがある中で一生懸命にいのちのバトンをつなげてきてくれたおかげで私たちは生まれ、今こうやって令和の時代を生きています。
 
私も当たり前ではなく本当にあることが難しい存在の1人なのだと実感させられる一冊です。是非読んでみてください。
 
 
広島県真光寺
冷泉香奈子
 

 

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掲載日: 2019.09.19