【老後の悩み】息子がいるが連絡がつかず、死後のことをどのように準備しておけばいいか。
人生に「老苦」はつきもの。老いと上手に向き合い、前向きに暮らしていきたいものです。今回は、老後のさまざまな悩み相談を受け付ける「京都府高齢者情報相談センター※」の相談事例をご紹介します。
相談内容
82歳、女性、独居。
息子が一人いて、嫁も孫もいるけれど、家に寄りつかず連絡もしてこない。自分の兄弟姉妹、亡くなった夫側の兄弟姉妹とも付き合いがないので本当に孤独。自分が死んだ後の事を息子と話し合おうとするが、連絡が付かないので話が前に進まない。どのようにすればいいか。気になってしかたがない。
回答
このような場合に利用していただきたいのが”エンディングノート”です。
相談者にもおすすめすると「それは何ですか?」とご存じない様子でした。どのような内容かを簡単に説明し、「書店でも販売していますし、京都SKYセンターの事務所でも購入していただけます」と案内したところ、後日来所されて買っていかれました。子どもがいても自分の思いを全て伝えておく事は難しいですので、「エンディングノートにきちんと書いてあるから、私に何かあった時にはそれを見てね」と伝えましょう。
2017年5月号掲載
※相談内容及び回答に基づいて行動に移される際には、最新の情報をお確かめください。
相談事例引用元はこちら
Author
他力本願ネット
人生100年時代の仏教ウェブメディア
「他力本願ネット」は浄土真宗本願寺派(西本願寺)が運営するウェブメティアです。 私たちの生活の悩みや関心と仏教の知恵の接点となり、豊かな生き方のヒントが見つかる場所を目指しています。
掲載日: 2021.10.13