【老後の悩み】母の財産を兄が預かっているため、母に係る経費を立て替えている。
人生に「老苦」はつきもの。老いと上手に向き合い、前向きに暮らしていきたいものです。今回は、老後のさまざまな悩み相談を受け付ける「京都府高齢者情報相談センター※」の相談事例をご紹介します。
相談内容
70代の女性からの相談です。
100歳の母が特養(特別養護老人ホーム)に入所している。母の預金を兄が持って行ってしまっているので私の預金で仕方なく支払いをしているが、そろそろ預金も無くなりつつある。兄と話し合いをしようとするが、兄嫁が口を挟んでくるので話し合いにならない。どうしたらいいか。
回答
今回のように「親の財産を子どもが勝手に使い込んでおり、親が生活に困っている」という相談は時々寄せられます。当事者同士で解決が出来ないようであれば、弁護士などの専門家に頼んで、お母さんの財産はお母さんのために使えるようにするべきです。またこうならないためには、心身ともに元気なうちに任意後見制度を利用して、自分の財産管理を任せられる人を前もって決めておくのも良い方法だと思います。
2016年12月号掲載
※相談内容及び回答に基づいて行動に移される際には、最新の情報をお確かめください。
相談事例引用元はこちら
Author
他力本願ネット
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掲載日: 2022.11.30